高1英語「分詞構文」、2学期の新出文法でつまずかないための自宅学習法【2026年秋準備版】

高校1年の英語(コミュニケーション英語・英語表現)では、1学期に不定詞や動名詞の基礎を固めたあと、2学期に入ると「分詞構文」が新出文法として登場します。分詞構文は「Walking in the park, I saw a cat.」のように、接続詞と主語を省略して現在分詞・過去分詞で文をつなぐ表現で、中学英語には出てこない高校英語特有の単元です。慣れないうちは「なぜ主語が消えているのか」「なぜ分詞の形が変わるのか」がつかめず、英文読解でも作文でも止まってしまいがちです。分詞構文は大学入学共通テストの英語長文でも頻出の構文であり、2学期のうちに仕組みを理解しておくことが、高2以降の英文読解のスピードと正確さに直結します。

なぜ「分詞構文」でつまずきやすいのか

つまずきの原因は主に3つあります。1つ目は、もとの文(接続詞+主語+動詞の文)から分詞構文への「変形の手順」を理解しないまま、完成形だけを覚えようとしてしまう点です。2つ目は、分詞構文が表す意味(時・理由・条件・付帯状況・譲歩など)が文脈によって変わるため、「なぜこの訳になるのか」を毎回考える必要があり、丸暗記では対応できない点です。3つ目は、現在分詞(〜ing)と過去分詞(〜ed)の使い分けや、否定形・完了形・受動態の分詞構文など、形のバリエーションが多く、どのパターンかを見分ける練習が不足しがちな点です。中学英語の延長では対応できない単元だからこそ、最初の理解でつまずくとその後も苦手意識を引きずりやすくなります。

分詞構文学習で押さえるべきポイント

  • 作り方の基本:接続詞と主語(主節と同じ場合)を省略し、動詞を現在分詞(〜ing)にする。もとの文に戻して意味を確認する習慣をつける
  • 否定の分詞構文:「Not knowing what to say, …」のように、否定語(Not / Never)は分詞の直前に置く
  • 受動態の分詞構文:もとの文が受動態の場合は過去分詞から始まる(Being を省略することが多い)
  • 完了形の分詞構文:主節より前に起きたことを表す場合は「Having + 過去分詞」の形になる
  • 意味の種類:時(〜するとき)、理由(〜なので)、条件(〜すれば)、譲歩(〜だけれども)、付帯状況(〜しながら)の5つを文脈で見分ける
  • 独立分詞構文:主節と主語が異なる場合は分詞の前に主語を残す(It being rainy, … など)ことも押さえておく

自宅学習の具体的な手順・チェックリスト

分詞構文は、完成形を覚える前に「もとの文とのつながり」を理解することが最短ルートです。以下の順番で自宅学習を進めましょう。

ステップやることチェックポイント
1. もとの文に戻す練習教科書の分詞構文の例文を、接続詞+主語+動詞の完全な文に書き直す省略された主語・接続詞を正しく補えているか
2. 作り方を手順化する「接続詞と主語を消す→動詞をing形にする」という変形の手順をノートに図解する否定形・完了形・受動態のパターンも同じ手順で説明できるか
3. 意味の判断練習時・理由・条件・譲歩・付帯状況のどれに当たるか、例文ごとに文脈から判断する日本語訳を作ったときに文全体の意味が通っているか
4. 長文読解に応用問題集や過去問の長文中に出てくる分詞構文に印をつけ、もとの文に戻しながら読む分詞構文を見落とさずに文の主語・時制を正しく捉えられているか
5. 週末に横断復習その週に学んだ分詞構文のパターンを1枚の表にまとめて見直す現在分詞・過去分詞・完了形の分詞構文を混同していないか

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
分詞構文の完成形だけを覚え、もとの文に戻せない教科書の例文をすべて「接続詞+主語+動詞」の文に書き直す練習からやり直し、変形の手順を確認する
現在分詞と過去分詞の使い分けを誤り、受動態の分詞構文で「〜ing」を使ってしまうもとの文が能動態か受動態かを先に確認してから分詞の形を決める、という順番を徹底する
分詞構文の意味(時・理由・条件など)を毎回同じ訳し方で処理してしまい、文脈に合わない訳になる訳したあとに「主節とのつながりが自然か」を確認し、不自然なら別の意味で訳し直す練習を繰り返す
長文の中で分詞構文を見落とし、主語や時制を取り違えて読解を誤る長文演習のときは分詞構文に印をつける習慣をつけ、読解後に見落としがなかったか振り返る

編集部からのメッセージ

分詞構文は、高校英語で初めて出会う「省略」の発想がベースにある単元です。完成形を丸暗記するのではなく、もとの文に戻す練習を繰り返すことで、仕組みそのものが自然と身についていきます。共通テストの英語長文でも繰り返し登場する構文なので、高1の2学期のうちに土台を固めておくと、高2・高3での長文読解の負担が大きく軽くなります。焦らず、1文ずつもとの形に戻す作業を積み重ねていきましょう。

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