2学期の中間テストが終わり、期末テストや冬休みが視野に入る10月後半。高校数学で「チャート式を買ったのに、最初の数ページで止まっている」「全部解こうとして終わらない」という相談はとても多く聞かれます。東武東上線の川越・ふじみ野・志木方面から通学する高校生も、電車内ではなく自宅での机上の時間にどう使うかで差がつきます。この記事では、参考書「チャート式」を最後まで使い切るための方法を整理します。
※ 使用している教材・レベルは学校や志望によって異なります。学校の指定教材や先生の指示を最優先にしてください。
チャート式でつまずく理由
- レベルが合っていない:チャート式は色ごとに難易度が分かれており(白・黄・青・赤など)、背伸びした1冊を選ぶと挫折しやすい
- 最初から順番に全部やろうとする:問題数が多く、1周するだけで何か月もかかる
- 解答を写して「やったつもり」になる:解説を読んで分かった気になり、自力で再現できない
まず決める:自分に合う1冊と使い方
目安として、次のように考えると選びやすくなります(学校の授業進度・定期テストのレベルが基準です)。
| 状況 | おすすめの方針 |
|---|---|
| 定期テストで平均点前後・基礎に不安 | 基礎レベルの色から。例題を中心に、まず1周を最優先 |
| 定期テストは安定・難関大を視野 | 学校で使っている色を軸に、重要例題まで取り組む |
| 共通テストの得点を上げたい | 例題の「考え方」を重視し、公式の使い分けを言葉で説明できるようにする |
どの色を選ぶか迷う場合は、書店で「例題を3問解いてみて、解説を読めば理解できる」くらいの1冊を選ぶのが目安です。
例題中心の「3ステップ」学習法
- ステップ1:例題を自力で5分考える。分からなければ解説の最初の方針(指針)だけ読んで、もう一度自力で解く
- ステップ2:解答を閉じて再現する。同じ問題を白紙に書き直し、つまずいた箇所に印をつける
- ステップ3:練習問題で定着を確認。例題の直後の類題を解き、できたら次へ進む
ポイントは、「解き方を覚える」のではなく「なぜその方針を選ぶのか」を言葉にすることです。例題の横に、方針を一言メモしておくと復習が速くなります。
1週間の進め方(目安)
| 日 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1〜3日目 | 1つの章の例題を3〜5問ずつ(3ステップ) | 40〜60分 |
| 4日目 | 前の3日間で印をつけた問題の解き直し | 30分 |
| 5日目 | 練習問題・類題に挑戦 | 40分 |
| 6日目 | 学校のワークや定期テスト範囲の問題で確認 | 40分 |
| 7日目 | 1週間の振り返り。まだ解けない問題だけ印を整理 | 20分 |
時間はあくまで目安です。部活動や学校行事に合わせて、無理のない量に調整してください。
よくある失敗パターンとリカバリー
- 1周に時間をかけすぎる→ まず例題だけで1周し、2周目で重要例題・練習に広げる
- 解答を写して終わる→ 解答を閉じて再現できなかった問題だけに印をつけ、後日もう一度解く
- 苦手な章を後回しにする→ 週に1回、苦手分野の例題を必ず入れる
- 他の問題集に手を広げる→ 1冊を3周してから次を検討する。まずは今ある1冊を終わらせる
編集部からのメッセージ
チャート式は、全部解く本ではなく「使い切る」本です。完璧な1周より、不完全でも2周、3周と回したほうが定着しやすくなります。まずは今日、次の定期テスト範囲の例題を1問、解答を閉じて自力で書き直すところから始めてみてください。使う教材・範囲は学校ごとに違うので、授業の進度に合わせて調整しましょう。
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