「志望校を下げたい」と子どもが言い出したとき——保護者が確認すべきことと言ってはいけない言葉

期末テストや夏の模試の結果が出たあと、「志望校、もう少し下げようかな」と子どもがぽつりと口にする——このタイミングは、富士見市・ふじみ野市・志木市・朝霞市・新座市・和光市・川越市など東武東上線沿線エリアの保護者の方からも、7月に入ってから相談が増える悩みのひとつです。頑張ってきた我が子の弱気な発言に、驚いたり、つい強い言葉で励ましたくなったりするのも自然な反応です。ただ、このひと言にどう向き合うかで、その後の受験に向かう気持ちが大きく変わります。

なぜ子どもは「下げたい」と言い出すのか

「志望校を下げたい」という言葉の裏には、いくつかの異なる理由が隠れています。模試の結果が想定より悪く自信を失っている場合、勉強量に対して成果が見えず焦っている場合、あるいは単純に「そこまで本気で行きたいわけではなかった」と気づき始めた場合など、原因は一人ひとり違います。同じ「下げたい」でも、背景にあるものが違えば、保護者が取るべき対応もまったく異なります。

大切なのは、この発言を「甘え」や「逃げ」と決めつけず、まずはそう思うに至った理由を子ども自身の言葉で聞くことです。理由を聞かないまま「弱気になるな」と励ましても、不安そのものは解消されません。

保護者が確認すべきこと・言ってはいけない言葉

  • 確認すべき:一時的な弱気か、継続的な判断かを見極める|模試の結果が悪かった直後の発言なのか、何週間も同じ気持ちが続いているのかで、対応は変わります。まずは1〜2週間、様子を見てから改めて話す余地を残しておくのがおすすめです(期間はあくまで目安)。
  • 確認すべき:どの部分が「下げたい」理由なのか|成績への不安なのか、勉強の負担なのか、周囲との比較なのかを具体的に聞き出すと、次に打つべき手が見えてきます。
  • 避けるべき:「そんな弱気でどうする」と頭ごなしに否定する|弱音を吐いたこと自体を責められると、子どもは以後、本音を話さなくなります。
  • 避けるべき:「絶対に下げるべきではない」とすぐに結論を出す|保護者の意地や見栄で押し切ってしまうと、子ども自身が納得しないまま受験本番を迎えることになりかねません。

家庭で取り入れられる具体例

  • 「今すぐ決めなくていい」と伝える|多くの学校で志望校の最終決定は秋から冬にかけてです。「7月の今、無理に決める必要はない」と伝えるだけで、子どもの肩の力が抜けることがあります。
  • 模試の結果を「合否可能性」だけでなく「伸びしろ」で見る|苦手分野が明確になっていれば、それは今後の伸びしろでもあります。数字だけでなく、どの単元・どの科目でつまずいているかを一緒に確認すると、次の一手が具体的になります。
  • 塾や学校の先生に第三者として相談する|保護者からの言葉より、日頃の学習状況を知る先生からの客観的な意見の方が、子どもにすんなり届くことがあります。三者面談を待たずに、早めに相談してみるのも一つの方法です。
  • 「下げる・下げない」以外の選択肢も一緒に考える|志望校を変えずに勉強の仕方を見直す、併願校の幅を広げるなど、二択ではない選択肢があることを示すと、子どもの視野も広がります。

ありがちな失敗パターン

  • 親が動揺し、子ども以上に落ち込んでしまう|保護者が過度に不安な様子を見せると、子どもは「自分のせいで親を心配させている」と、本来の勉強とは違うところにエネルギーを使ってしまいます。
  • その場の一言だけで最終決定してしまう|夏の時点での弱気な発言をそのまま志望校決定に直結させてしまうと、後から「本当はもう少し頑張れたかもしれない」と後悔が残ることがあります。
  • 「下げたい」を放置し、話し合いを先延ばしにし続ける|逆に、気まずさから話題自体を避けてしまうと、子どもは「自分の不安は誰にも受け止めてもらえない」と感じてしまうこともあります。

編集部からのメッセージ

「志望校を下げたい」という言葉は、子どもなりに現実と向き合おうとしているサインでもあります。多くのご家庭を見てきた中で感じるのは、この発言をきっかけに親子で率直に話し合えたご家庭ほど、その後の受験期を前向きに過ごせているということです。富士見市・ふじみ野市・志木市・朝霞市・新座市・和光市・川越市・坂戸市・東松山市など、東武東上線沿線にお住まいのご家庭でも、この夏、一度お子さまの本音にじっくり耳を傾ける時間をつくってみてはいかがでしょうか。

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