秋の学校説明会シーズン、保護者はどこまで同行する?――「学校見学」で見ておきたいポイント

8月も後半に差しかかると、公立・私立を問わず高校の学校説明会や個別相談会の予約受付が始まります。川越・所沢・ふじみ野・志木・朝霞・和光など東武東上線沿線から通塾しているご家庭でも「そろそろ説明会の予約をしないと」という話題が出てくる時期です。一方で、「保護者はどこまで一緒に行けばいいのか」「子どもだけで行かせても大丈夫なのか」と迷う声もよく聞きます。今回は、学校説明会・学校見学への同行について、家庭で押さえておきたいポイントを整理します。

なぜ「同行するかどうか」で悩むのか

学校説明会への同行で迷う背景には、いくつかの事情が重なっています。

  • 中学3年生になると「もう子どもだけで行ける年齢では」と感じる一方、初めての学校選びで不安も残る
  • 秋以降は説明会・個別相談会の日程が重なりやすく、家族の予定調整が難しい
  • 保護者が同行しすぎると子どもの主体性を奪うのでは、という心配がある
  • 逆に任せきりにすると、通学時間や費用など保護者側で確認すべき情報が抜け落ちる不安もある

結論から言えば、「毎回全て同行する」でも「毎回完全に任せる」でもなく、説明会の種類や目的によって関わり方を変えるのが現実的です。

同行の判断軸・避けたい対応

おさえておきたい判断軸

  • 全体説明会(学校紹介・教育方針の説明が中心)は、子ども本人の校風への印象を大切にしたい場では、できるだけ本人に主体的に聞かせる
  • 個別相談会(内申点や北辰偏差値をもとに具体的な相談をする場)は、保護者の同席が前提になっていることが多いため、必ず募集要項や学校からの案内で同席の要否を確認する
  • 通学経路・費用・部活動の実態など、子ども一人では聞きづらい・聞き忘れやすい項目は保護者からも質問できるようメモを用意しておく
  • 私立高校の確約・優遇に関する相談は、保護者・本人が学校主催の個別相談会に直接出向いて相談するのが基本の流れです

避けたい対応

  • 保護者が質問をすべて代わりにしてしまい、本人が「聞かれたことに答えるだけ」の立場になる
  • 逆に「もう受験生なんだから」と一人で行かせ、後から必要な情報が家庭に共有されないまま出願準備が進んでしまう
  • 説明会での印象だけで「ここはいい・ここはダメ」と保護者が先に結論を出し、本人の感想を聞く前に方向性を決めてしまう
  • 複数校の説明会が重なった際、優先順位をつけずに全て詰め込み、本人・保護者双方が疲弊してしまう

説明会や個別相談の形式・同席要否は学校や年度によって異なります。最新の情報は必ず各校の公式サイトや募集要項、埼玉県教育委員会の発表で確認してください。

家庭で取り入れられる具体例

  • 候補校の説明会日程を一覧化する:予約開始日・開催日・個別相談の要否をカレンダーと表にまとめ、家族で共有する
  • 「聞くこと」を親子で分担する:本人は校風・部活動・授業の雰囲気、保護者は通学経路・費用・行事予定など、事前に役割を決めておく
  • 説明会後に感想を言葉にする時間を作る:帰り道や当日中に「印象に残ったこと」を親子で軽く話し、記憶が新しいうちに記録に残す
  • 通学時間帯に一度経路をたどってみる:川越・鶴瀬・ふじみ野・志木・朝霞台・和光市など最寄り駅から学校までを、実際の登校時間に合わせて歩いてみる

特に「聞くことの役割分担」は、当日その場で決めようとすると噛み合わないことが多いため、家を出る前に軽く打ち合わせておくと当日がスムーズです。

ありがちな失敗パターン

  • 予約開始のタイミングを逃し、希望していた回の個別相談が満席になってしまう
  • 保護者だけが説明を聞いて満足し、本人が学校の雰囲気を実感しないまま志望校リストに名前だけが残る
  • 説明会で聞いた内容を家庭内で共有せず、後になって「その話は聞いていない」と行き違いが起きる
  • 個別相談会に必要な資料(北辰偏差値の結果など)を当日忘れ、その場で相談できる内容が限られてしまう

秋は説明会シーズンであると同時に、二学期の授業や部活動の大会と重なる時期でもあります。すべての説明会に完璧に対応しようとせず、優先順位をつけて無理のない範囲で回るくらいがちょうどよいペースです。

編集部からのメッセージ

学校説明会は、パンフレットやウェブサイトだけでは分からない「校風の空気感」を確かめられる貴重な機会です。保護者が前に出すぎず、かといって任せきりにもせず、本人の「行ってみてどう感じたか」を一番の判断材料にしていただければと思います。日程調整や質問リストの準備など、実務的な部分でお手伝いできることがあれば、いつでも通塾先の先生にご相談ください。

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私立併願校は何校・どう選ぶ?――高校受験、後悔しないための家庭の判断軸

「そろそろ私立の併願校を決めないと」――夏休み後半になると、富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市など東武東上線沿線から高校受験に向けて通塾しているご家庭でも、必ずといっていいほど話題になるのが「私立の併願校をどう選ぶか」です。公立高校が第一志望のご家庭ほど、いわゆる“滑り止め”としての私立選びに迷いやすいものです。今回は、併願校選びで保護者が押さえておきたい判断軸を整理します。

なぜ併願校選びで悩むのか

併願校選びが難しく感じられるのには、いくつか共通した理由があります。

  • 候補となる私立高校の数が多く、偏差値の数字だけでは決めきれない
  • 「滑り止め」のつもりでも、実際にその学校へ進学する可能性は十分にあり、いざというときに合わないと後悔しやすい
  • 秋以降、学校説明会や個別相談会のスケジュールが集中し、比較検討できる時間が限られる
  • 中学校の先生・通塾先の先生・周りの保護者で、言っていることが微妙に異なり判断に迷う

併願校は「受からなくてもいい学校」ではなく「進学することになっても納得できる学校」として選ぶ、という前提を家庭で共有しておくと、この後の判断がぐっと楽になります。

おさえておきたい判断軸・避けたい対応

おさえておきたい判断軸

  • 「本当にこの学校に通うことになっても納得できるか」を基準にし、偏差値の数字だけで選ばない
  • 通学時間・通学経路を実際にたどってみて、体力的・時間的に無理がないか確認する
  • 学校説明会や個別相談会には子ども自身も参加させ、校風や雰囲気に対する本人の印象を大切にする
  • 私立高校の確約・優遇に関する相談は、学校主催の個別相談会に保護者・本人が直接出向き、北辰偏差値などの資料を持参して相談するのが基本の流れです

避けたい対応

  • 私立との相談・確約のやり取りを、中学校の先生が代理で全て進めてくれるものだと思い込む
  • 偏差値表の数字だけで1校に絞り込み、説明会や相談会に足を運ばないまま決めてしまう
  • 「どうせ滑り止めだから」と本人の意見を聞かずに、保護者だけで決めてしまう

私立の確約・優遇に関する制度や基準は年度によって変わることがあります。最新の情報は必ず各校や埼玉県教育委員会など公式の発表で確認してください。

家庭で取り入れられる具体例

  • 候補校を一覧表にする:通学時間・費用・特色などを並べて比較し、家族で共有する
  • 個別相談会の予定を早めにカレンダーに入れる:秋以降は予約が集中しやすいため、家族の予定を早めに調整しておく
  • 通塾先の先生に現実的な併願ラインを相談する:内申点や北辰偏差値をもとに、今の段階での現実的な候補を一緒に整理してもらう
  • 実際に通学時間帯に移動してみる:川越・鶴瀬・ふじみ野・志木など最寄り駅から学校までの経路を、登校時間に合わせて一度たどってみる

数字や資料だけで判断せず、実際に足を運んで確かめる工程を一つでも入れておくと、後になって「思っていたのと違った」という後悔を減らせます。

ありがちな失敗パターン

  • 個別相談会の予約が集中する時期に出遅れ、比較検討の時間が足りなくなる
  • 「名前を知っている学校だから」という理由だけで選び、通学の負担や校風のミスマッチに入学後に気づく
  • 保護者だけで話を進めてしまい、本人が納得しないまま出願・受験当日を迎える
  • 確約・優遇の仕組みを誤解したまま、中学校の先生に任せきりにしてしまう

併願校選びは情報も多く、家庭だけで判断しきるのが難しい分野です。迷ったときほど、一人で抱え込まず通塾先の先生に率直に相談することが、結果的に一番の近道になります。

編集部からのメッセージ

指導の現場でも、併願校についてのご相談はこの時期から本格化します。大切なのは「どこなら受かりそうか」ではなく「どこなら進学しても後悔しないか」という視点です。偏差値の数字に振り回されそうになったときこそ、一度立ち止まって、お子さま自身の印象や通いやすさを確認してみてください。迷ったときは、遠慮なく通塾先の先生に相談していただければと思います。

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中学受験の過去問、いつから始める?――夏休み後半、保護者が知っておきたい進め方

夏期講習も終盤に差しかかり、「そろそろ過去問を始めたほうがいいのでは」という声を耳にする時期になりました。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市など東武東上線沿線から通塾している中学受験家庭でも、8月後半は過去問への取り組み方をめぐって悩む保護者が多くなります。今回は、過去問演習をいつから始め、家庭でどうサポートすればよいかを考えます。

なぜ「過去問はいつから」で悩むのか

過去問演習の開始時期に「絶対の正解」がないことが、保護者の悩みを深くしています。

  • 基礎の定着が不十分なまま過去問に手をつけると、「解けない」経験ばかりが積み重なり自信を失わせてしまう
  • 逆に始めるのが遅すぎると、志望校の出題傾向に慣れないまま本番を迎えることになる
  • 通っている塾やコースによって、過去問演習を始める時期の方針が異なることがある
  • 周りの受験生の様子が気になり、「もう始めているらしい」という話に焦りを感じやすい

一般的には、夏休み後半から2学期にかけて過去問演習を取り入れ始める家庭が多いといわれますが、これはあくまで目安です。お子さまの基礎の定着度や志望校の難易度によって適切な時期は変わるため、最終的には通塾先の先生と相談しながら決めるのが安心です。

やるべきこと・避けたい対応

過去問に取り組み始める段階では、点数そのものより「どう向き合わせるか」が重要になります。

やってみたいこと

  • 最初の1〜2年分は「点数を取る」ためでなく「出題形式に慣れる」ためと割り切って取り組ませる
  • 時間配分や問題の取捨選択など、過去問ならではの練習ポイントを一緒に確認する
  • 通塾先の先生に、いつからどの学校の過去問を始めるべきか具体的に相談する
  • 間違えた問題を後で解き直せるよう、コピーを取ってからやらせる

避けたい対応

  • 初めて解いた過去問の点数だけを見て、志望校の合否を早々に判断してしまう
  • 「もう過去問に入る時期でしょう」と、基礎の定着を確認せずに急がせる
  • 他の受験生の進み具合と比べて、無理に開始時期を前倒しする
  • 過去問の結果が悪かったときに、その場でため息や表情で落胆を示してしまう

過去問は「今の実力を測る試験」ではなく「本番に向けた練習」です。保護者がこの位置づけを理解しておくだけで、結果への反応がずいぶん落ち着いたものになります。

家庭で取り入れられる具体例

  • 過去問を解く時間帯を本番に近づける:入試当日の時間割に合わせて自宅で取り組ませ、生活リズムも本番仕様に近づけていく
  • 「間違えた問題ノート」を作る:過去問で間違えた問題を一冊にまとめ、定期的に解き直す習慣をつくる
  • 1校だけでなく複数年度・複数校に触れる時期を決めておく:通塾先のスケジュールに沿って、いつどの学校の過去問に取り組むか大まかな見通しを共有する
  • 採点は先生に任せる部分を明確にする:記述問題の採点基準など、家庭では判断が難しい部分は無理に親がやらず、通塾先に委ねる

過去問演習は、家庭と通塾先の役割分担がはっきりしているほどスムーズに進みます。「何を家庭で見て、何を先生に任せるか」を早めに整理しておくと、秋以降の演習量が増える時期にも慌てずに済みます。

ありがちな失敗パターン

  • 基礎が固まっていない段階で難関校の過去問に挑戦させ、「できない」経験だけが積み重なる
  • 保護者が採点や解説まで担おうとして、正しい理解のないまま○×だけをつけてしまう
  • 過去問の結果に一喜一憂し、志望校を頻繁に変更しようとする
  • 「まだ早い」と先延ばしにしすぎて、出題傾向に慣れる時間が足りなくなる

過去問はどの家庭にとっても手探りになりやすい部分です。だからこそ、一人で抱え込まず通塾先と相談しながら進めることが、結果的に一番の近道になります。

編集部からのメッセージ

指導の現場でも、過去問を始める時期については毎年多くのご家庭からご相談をいただきます。大切なのは「いつ始めるか」以上に「どう向き合わせるか」です。最初からうまく解けなくて当たり前、という前提を保護者の方が持っておくだけで、お子さまも安心して過去問に取り組めるようになります。開始時期に迷ったときは、ぜひ通塾先の先生に率直に相談してみてください。

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中学受験の夏、模試の「判定」が振るわないとき——保護者にできること

夏期講習も後半に差しかかり、中学受験に取り組むお子さまの模試の結果が返ってくる時期になりました。「思ったより判定が伸びていない」「前回よりC判定・D判定が増えた」——そんな結果を見て、保護者の方が本人以上に動揺してしまうことは少なくありません。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市など東武東上線沿線から通塾しているご家庭でも、この時期は模試の結果をめぐって親子でピリピリしがちです。今回は、夏の模試判定とどう向き合えばよいかを考えます。

なぜ夏の判定は動きにくいのか

夏の模試結果を正しく受け止めるには、まずこの時期特有の事情を知っておくことが助けになります。

  • 夏期講習で新しい単元・応用問題に取り組んでいる最中で、まだ定着しきっていない内容が多い
  • 受験生全体の学習量が一気に増える時期のため、周囲の得点も底上げされ、相対的な判定は動きにくい
  • 模試ごとに出題傾向・受験者層が異なり、単純に前回と比較できないことがある
  • 暑さや夏期講習の疲れで、本番の模試当日にいつも通りの実力を出しきれていない場合もある

判定はあくまで「その模試を受けた時点」の相対的な位置を示すものであり、夏の一回の結果がそのまま入試本番の結果を予言するわけではありません。まずはこの前提を保護者自身が持っておくことが大切です。

やるべきこと・避けたい対応

結果を受け取った直後の親の反応は、子どもの受け止め方に大きく影響します。

やってみたいこと

  • 判定そのものより、単元別の正答率や解き直しが必要な問題に目を向ける
  • 前回・前々回と比べて「できるようになったこと」を具体的に一つ見つけて伝える
  • 結果を見る前に、本人がどう感じているかを先に聞いてみる
  • 通塾先の先生に、判定の見方や今後の学習の優先順位について相談する

避けたい対応

  • 結果を見た瞬間に表情やため息で落胆を伝えてしまう
  • 「このままだと間に合わない」と不安をそのまま言葉にする
  • きょうだいや周りの子の判定と比べてしまう
  • 一回の判定だけで志望校を急に変えようとする

判定への反応は、思っている以上に子どもによく見られています。保護者が動揺しない姿を見せること自体が、子どもにとっての安心材料になります。

家庭で取り入れられる具体例

  • 結果表は一緒に「間違え方」を分類する:単純なケアレスミスか、理解不足かで今後の対策が変わることを親子で確認する
  • 「判定」より「解き直しノート」を主役にする:間違えた問題を解き直したページを机の前に貼るなど、努力の跡が見える形にする
  • 結果を伝えるタイミングを決めておく:帰宅直後ではなく、夕食後など落ち着いた時間に一緒に見る習慣にする
  • 次の模試までの「小さな目標」を一つだけ決める:判定を上げることではなく、特定の分野の正答率を伸ばすなど具体的な目標にする

結果を「評価」ではなく「次に向けた情報」として扱う姿勢が、親子ともに模試とのつきあい方を楽にしてくれます。

ありがちな失敗パターン

  • 判定の数字だけを見て、内容を分析する前に「もっと頑張って」と声をかけてしまう
  • 保護者自身が結果に一喜一憂し、その様子を見た子どもが模試そのものを怖がるようになる
  • 良い判定が出た回だけを基準にしてしまい、悪い回を「たまたま」と片づけられずに引きずる
  • 塾に相談せず家庭だけで対策を決めてしまい、通塾先の指導方針とちぐはぐになる

夏はまだ本番まで時間があります。一回の結果に振り回されず、模試を「今の弱点を教えてくれる機会」として活かしていく視点を、家庭の中で共有しておきたいところです。

編集部からのメッセージ

指導の現場でも、夏の模試判定に一番動揺しているのは実は保護者の方であるケースをよく見かけます。お子さまは判定の数字よりも、それを見たときの保護者の表情や言葉を敏感に感じ取っています。判定は入試までの「途中経過」に過ぎません。目の前の一回の結果ではなく、これから本番までの数か月をどう積み上げていくかに、ぜひ意識を向けていただければと思います。

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食欲が落ちる夏、受験生の食事サポートで保護者ができること

厳しい暑さが続くこの時期、「最近ご飯をあまり食べない」「そうめんばかりで済ませてしまう」と感じているご家庭も多いのではないでしょうか。受験生は長時間机に向かう一方で、暑さで自律神経が乱れやすく、食欲そのものが落ちてしまうことがあります。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞などにお住まいのご家庭でも、部活後や自習室から帰った後の食事の量や内容に頭を悩ませている保護者は少なくありません。今回は、受験生の食事面で家庭ができるサポートについて考えます。

なぜ夏は受験生の食事が乱れやすいのか

夏の食事の乱れには、暑さそのものだけでなく、受験生特有の生活リズムも影響しています。

  • 暑さで体力が消耗し、噛んだり消化したりする活動自体が負担に感じられる
  • 冷たい麺類や飲み物ばかりを欲しがり、栄養バランスが偏りやすい
  • 自習室や塾からの帰宅時間が遅く、食事の時間が不規則になる
  • 「早く勉強に戻りたい」という焦りから、食事を早食い・ながら食いで済ませてしまう
  • 睡眠不足が食欲不振に拍車をかけ、悪循環に陥っている場合もある

食事は単なる「栄養補給」ではなく、集中力や気分の安定にも関わる土台です。食が細くなっていること自体を、まずは自然な現象として受け止めることが出発点になります。

やるべきこと・避けたい対応

「しっかり食べさせなきゃ」という気持ちが強すぎると、かえって食卓が親子の緊張の場になってしまうこともあります。

やってみたいこと

  • 量を無理に求めず、「一口でも食べやすいもの」を用意する意識に切り替える
  • 冷たいものを欲しがるときは、豆腐・卵・乳製品など消化しやすいたんぱく質を組み合わせる
  • 食事の時間が読めないときは、小分けにして「補食」として渡す形も選択肢に入れる
  • 本人に「何なら食べられそうか」を軽く聞き、リクエストを取り入れる

避けたい対応

  • 「残さず食べなさい」と量を強制し、食卓をプレッシャーの場にしてしまう
  • 「体力が落ちるよ」と不安を煽るような言葉で食事を迫る
  • 忙しさを理由に、菓子パンや清涼飲料だけで済ませることが習慣化してしまう
  • 食べる量の変化を、本人の頑張りや体調管理の甘さのように受け取ってしまう

「今日は食べられた・食べられなかった」を一喜一憂の対象にせず、数日単位の様子を見ていく姿勢が、親子どちらにとっても負担が少なくなります。

家庭で取り入れられる具体例

食事の負担を減らしながら、無理なく栄養を補う工夫をいくつか紹介します。

  • そうめん・冷やし麺には具材を必ず一品足す:卵・ツナ・冷しゃぶなどをのせるだけで、たんぱく質の不足を補える
  • 帰宅が遅い日は「軽食」を先に用意しておく:おにぎりやスープなど、負担なく口にできるものを先に渡し、本格的な食事は後にずらす
  • 冷たい飲み物に頼りすぎないよう、麦茶や常温の水も食卓に置く:冷たい飲み物の摂りすぎで食欲が落ちるケースもあるため
  • 週に数回、朝食に果物やヨーグルトを足す:重い食事が苦手でも取り入れやすい
  • 「今日は少なめでもいいよ」と伝え、食べる量へのプレッシャーを減らす:安心感が結果的に食欲を戻すきっかけになることもある

完璧な食事内容を目指すよりも、「毎日少しずつ、続けられる工夫」を積み重ねる方が、受験期を通しては効果的です。

ありがちな失敗パターン

良かれと思った対応が、かえって食事の時間を苦しいものにしてしまうことがあります。

  • 栄養バランスを気にするあまり、品数を増やしすぎて食卓が「食べきれない量」になってしまう
  • 食べが悪い日が続くと、本人以上に保護者が焦り、その空気が本人にも伝わってしまう
  • 「体のために」と、本人が苦手な食材を無理に食卓に出し続けてしまう
  • 夜遅い食事を気にするあまり、「食べないほうがまし」と食事自体を後回しにしてしまう

食事は毎日のことだからこそ、少しの工夫のズレが積み重なりやすい部分でもあります。うまくいかない日があっても、翌日また調整すればよいという気持ちで臨むのがちょうどよい距離感です。

編集部からのメッセージ

指導の現場でも、夏場に体調を崩したり集中力が続かなくなったりする生徒の多くは、睡眠と並んで食事のリズムが乱れているケースが目立ちます。保護者の方には、「しっかり食べさせる」ことよりも、「食べやすい状態を整えてあげる」という視点で食卓に向き合っていただければと思います。暑さの厳しい時期だからこそ、無理のない範囲で、体力を支える土台づくりを一緒に進めていけるとよいですね。

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受験生を支える保護者こそ、息切れしていませんか――二学期を乗り切るための保護者のセルフケア

夏休みも終盤に差しかかり、二学期のスタートが見えてくる時期です。子どもの生活リズムや勉強の遅れを気にかける一方で、保護者自身の疲れには意外と気づきにくいものです。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞など、送り迎えや塾・オンライン学習室の予定管理まで担う保護者の方も多く、気づけば自分の体調や気持ちを後回しにしてしまっていないでしょうか。今回は、二学期を親子ともに元気に迎えるための「保護者自身のセルフケア」について考えます。

なぜ保護者が息切れしやすいのか

受験生を支える家庭では、保護者の負担は「見えにくい形」で積み重なっていきます。

  • 子どもの成績や態度が気になり、常に頭のどこかで受験のことを考えてしまう
  • 塾の送迎、教材・模試の申込、学習スケジュールの管理など、目に見えにくい「調整役」を一手に引き受けている
  • 子どもの前では不安な顔を見せられず、常に前向きな態度を演じ続けてしまう
  • 「自分が頑張らないと子どもの受験が失敗する」という思い込みで、休むことに罪悪感を感じる

こうした負担は夏休み中に蓄積しやすく、二学期が始まる頃には保護者自身が慢性的な疲れを抱えたまま新学期を迎えてしまうケースも少なくありません。

やるべきこと・避けたい対応

保護者が倒れてしまっては、家庭のサポート体制そのものが揺らいでしまいます。まずは「自分をケアすること」を後ろめたく思わない姿勢が大切です。

やってみたいこと

  • 「今日は受験のことを考えない時間」を意識的に、短時間でもいいので作る
  • 家庭内で役割を1人に集中させず、送迎・声かけ・スケジュール管理などを分担する
  • 疲れやイライラを感じたときは、その原因を「自分の睡眠不足」「休息不足」かどうかまず疑ってみる
  • 配偶者や信頼できる相手に、今抱えている負担を言葉にして共有する

避けたい対応

  • 自分の疲れやイライラに気づかないまま、その感情を子どもへの声かけにぶつけてしまう
  • 「自分が頑張り続けなければ」と休息を後回しにし続ける
  • 他の保護者と比べて「自分はまだ頑張れていない」と自分を追い詰める
  • 体調不良や気持ちの落ち込みを我慢し、誰にも相談せずに抱え込む

保護者自身の心身の余裕は、子どもへの日々の言葉かけの質にそのまま反映されます。

家庭で取り入れられる具体例

大きな休息を確保するのが難しくても、日常の中でできる工夫はいろいろあります。

  • 「受験の話をしない時間」を家族で共有する:食事中の一部だけでも、勉強や成績と関係ない話題にする時間を作る
  • 送迎・提出物確認・スケジュール管理を「担当制」にする:夫婦や家族内で分担し、1人が全部を背負わない仕組みにする
  • 自分の睡眠時間を優先する日を週に1〜2日決めておく:子どもの学習を見守ることと、自分の体調を整えることは両立できる
  • 同じ立場の保護者と、愚痴も含めて話せる相手を1人でも持っておく:抱え込まずに気持ちを外に出せる場があるだけで気持ちが軽くなる
  • 「今日はここまでで十分」と区切りをつける習慣をつける:完璧なサポートを目指しすぎず、できた部分に目を向ける

目安として、保護者自身も「まとまった休息」を意識的に確保することが、長い受験期間を乗り切る土台になります。

ありがちな失敗パターン

保護者のセルフケアが後回しになると、家庭全体に影響が及ぶことがあります。

  • 疲れが溜まった状態で子どもの成績や態度に過剰に反応し、必要以上に強い口調になってしまう
  • 「自分が我慢すれば済む」と1人で抱え込み、家族内で不満が偏って蓄積する
  • 休むこと自体に罪悪感を持ち、体調不良のサインを見過ごしてしまう
  • 保護者自身の余裕のなさが、家庭の雰囲気全体をピリピリさせてしまう

受験のサポートは短距離走ではなく、二学期・三学期と続く長丁場です。保護者自身の余力を残しておくことも、立派なサポートの一部だと捉えていただければと思います。

編集部からのメッセージ

指導の現場で長く見ていると、子どもが安定して力を伸ばしていく家庭ほど、保護者の方自身が無理をしすぎず、自分の時間や体調を大切にされている印象があります。すべてを完璧にこなそうとせず、「今日はここまでで十分」と区切りをつけながら、二学期に向けてご自身のペースも整えていただければと思います。保護者の方が元気でいることが、子どもにとって一番の安心材料になります。

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二学期の目標、子どもと一緒にどう立てる?――「頑張れ」だけで終わらせない目標設定の関わり方

夏休みも残りわずかとなり、二学期を意識し始める時期です。「二学期はもっと頑張ろうね」と声をかけたくなりますが、この「頑張ろう」だけでは、具体的に何をどう頑張ればいいのか、子ども自身にはあまり伝わっていないことがあります。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞などの中高生も、二学期は実力テストや行事が重なり、目標が漠然としたまま忙しさに流されてしまいがちです。今回は、二学期の目標を子どもと一緒に立てるときの関わり方を考えます。

なぜ「頑張ろう」だけでは目標にならないのか

「二学期は頑張る」という言葉自体は前向きですが、具体的な行動に結びつかないと、忙しさの中でいつの間にか意識から消えてしまいます。

  • 「頑張る」の中身が曖昧で、日々の行動として何をすればいいか本人も分かっていない
  • 一学期の反省を踏まえずに、なんとなく「今度こそ」という気持ちだけが先行している
  • 目標が大きすぎて(「成績を大幅に上げる」など)、達成の見通しが立たず途中で息切れする
  • 保護者が期待する目標と、本人が実感している課題にズレがある

目標が漠然としたままだと、二学期の半ばで「結局何も変わらなかった」という振り返りになりやすく、本人の自信にもつながりにくくなります。

やるべきこと・避けたい対応

目標設定を子ども任せにも、保護者主導にもしすぎない、そのバランスが大切です。

やってみたいこと

  • 一学期の通知表やテストを振り返り、「できたこと」「あと少しだったこと」を一緒に確認する
  • 目標は「行動レベル」まで具体化する(例:「数学を頑張る」ではなく「毎日ワークを2ページ進める」)
  • 目標を決める主導権は本人に持たせ、保護者は選択肢を示す役に徹する
  • 大きな目標と、1〜2週間で確認できる小さな目標の両方を用意する

避けたい対応

  • 保護者が「これを目指しなさい」と目標を決めて渡してしまう
  • 「二学期こそ本気を出して」など、精神論だけで具体策のない声かけで終わらせる
  • 一学期の失敗を蒸し返し、反省だけを求めて目標設定が説教になってしまう
  • 目標を立てた直後から「本当にできるの?」と疑いの目で見てしまう

目標は本人が「自分で決めた」と感じられて初めて、日々の行動を支える力になります。

家庭で取り入れられる具体例

二学期の目標設定を、家庭で無理なく進めるための工夫です。

  • 「数字」と「行動」をセットにする:「次の実力テストで◯点」だけでなく、「そのために毎日何をするか」までセットで決める
  • 目標は紙やメモアプリに書き出し、見える場所に置く:口約束で終わらせず、後から振り返れる形にしておく
  • 2週間に一度、進み具合を一緒に確認する時間を作る:できなかったことを責めず、「どこで詰まったか」を一緒に見る
  • 教科ごとではなく「生活面」の目標も1つ入れる:就寝時間や学習開始時刻など、成績以外の土台になる部分も対象にする
  • 目標が達成できなくても、修正して続けられることを伝えておく:一度立てた目標は変えてはいけないものではないと共有する

目標は完璧に達成することよりも、「振り返って、また立て直せる」状態を保つことの方が、二学期を通して効果を発揮します。

ありがちな失敗パターン

目標設定そのものが、かえって親子の負担になってしまうケースもあります。

  • 始業式の勢いで目標を大量に決め、どれも中途半端になってしまう
  • 目標を立てたきり、二学期が終わるまで一度も振り返らずに終わる
  • 保護者が理想とする目標を「一緒に決めた」体で押しつけ、本人の納得感が薄いまま進める
  • 目標未達を成績や態度全体の評価に結びつけ、本人が目標を立てること自体を嫌がるようになる

目標設定は一度きりのイベントではなく、二学期を通して見直しながら使っていく道具だと捉えると、親子どちらにとっても負担が少なくなります。

編集部からのメッセージ

指導の現場では、目標を「点数」だけで語る生徒より、「毎日これだけはやる」という具体的な行動を語れる生徒の方が、結果的に安定して伸びていく姿をよく見ます。保護者の方には、目標の中身そのものよりも、「自分で決めて、振り返って、直せる」というサイクルを一緒に回してあげる伴走者としての関わりを意識していただければと思います。二学期のスタートを、気負いすぎず、でも見通しを持って迎えられるとよいですね。

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「夏休みが終わるのが怖い」――二学期を前に不安がる子どもへの保護者の関わり方

夏休みも残り数週間となり、二学期の準備を意識し始める時期です。宿題の追い込みや生活リズムの立て直しに気を取られがちですが、実はこの時期、「学校が始まるのが憂うつ」「二学期のことを考えると気が重い」と口にする子どもは少なくありません。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞など、夏休み明けの実力テストや行事が続きやすい地域の中高生は特に、二学期への漠然とした不安を抱えやすい時期でもあります。今回は、二学期を前に不安を見せる子どもへの保護者の関わり方を考えます。

なぜ夏休み終盤に「二学期が怖い」と感じるのか

夏休みという長い区切りの後には、生活リズムだけでなく人間関係や学習面でも「仕切り直し」が求められます。そのため、休み明けを前にした不安は、決して特別なことではありません。

  • 休み中に終わらなかった宿題や課題が気になり、後ろめたさを感じている
  • 友人関係のちょっとした行き違いを、休み中ずっと引きずっている
  • 二学期に控える実力テストや行事(体育祭・文化祭準備など)への漠然とした重圧
  • 生活リズムが崩れたまま学校のペースに戻せるか、本人自身が自信を持てずにいる

こうした不安は、休み明け直前になって急に表面化することが多く、保護者からすると「なぜ今さら」と感じられることもあります。ただ、本人の中では夏休みの間、少しずつ積み重なってきた気がかりであるケースがほとんどです。

やるべきこと・避けたい対応

子どもが不安を口にしたとき、保護者の受け止め方次第で、気持ちの整理のしやすさが変わってきます。

やってみたいこと

  • 「憂うつなんだね」と、まずは気持ちをそのまま受け止める言葉をかける
  • 不安の中身を「宿題のこと?」「友達のこと?」など具体的に一緒に切り分けてみる
  • 残りの休み期間でできることとできないことを、本人と一緒に整理する
  • 「学校が始まれば始まったで、案外いつも通りになるものだよ」と経験に基づいた見通しを伝える

避けたい対応

  • 「そんなの気にしすぎ」と不安そのものを否定してしまう
  • 宿題が終わっていないことを責め立て、不安の原因をさらに増やしてしまう
  • 「みんな同じだから大丈夫」と、本人の個別の事情を聞かずに一般論で片付ける
  • 不安を聞いた勢いで、休み残りの予定をすべて詰め込み直してしまう

不安を感じること自体を否定せず、「何が気がかりなのか」を一緒に言葉にしていく過程が、子ども自身の気持ちの整理につながります。

家庭で取り入れられる具体例

二学期を前に、家庭で無理なく取り入れられる関わり方の例です。

  • 残り期間の「やることリスト」を一緒に可視化する:宿題・提出物・持ち物を書き出し、終わっていないものを本人と確認する
  • 就寝・起床時間を休み明けの1週間前から学校仕様に戻す:当日いきなり変えるのではなく、数日かけて少しずつ調整する
  • 「二学期に楽しみなこと」も一緒に探してみる:行事や部活、会いたい友人など、不安だけでなく楽しみな面にも目を向ける
  • 友人関係の心配があれば、事実を焦らず聞く:詳しく聞き出そうとせず、本人が話したい分だけ受け止める
  • 提出物は「終わらせる」より「進める」ことを目標にする:完璧に終わらなくても、取り組んだ形跡を残すことを優先する

いずれも、不安をゼロにするというより、「見通しが立てば少し楽になる」という状態を目指す工夫です。

ありがちな失敗パターン

良かれと思った関わりが、かえって不安を強めてしまうケースもあります。

  • 宿題の遅れを前提に、休み最終盤に予定を一気に詰め込み、不安と疲労を同時に増やしてしまう
  • 「気にしなくていい」で話を打ち切り、本人が抱えている具体的な心配事を聞かないまま過ごす
  • 生活リズムの立て直しを学校が始まる前日にまとめてやろうとし、当日から本人がついていけなくなる
  • 友人関係の悩みを深刻に受け止めすぎ、学校や担任へすぐに相談しようとして本人の意向を置き去りにする

不安の大きさに保護者が引きずられすぎず、まずは本人の話を聞く姿勢を保つことが、二学期をスムーズに迎えるための土台になります。

編集部からのメッセージ

指導の現場でも、夏休み終盤になると「学校が始まるのが嫌だ」と漏らす生徒に出会うことがあります。多くの場合、実際に二学期が始まってしまえば、心配していたほどではなかったと本人が気づくものです。保護者の方には、その不安を無理に取り除こうとするのではなく、「一緒に見通しを立てる伴走者」として寄り添っていただければと思います。残りの夏休みを、慌ただしくではなく、少しずつ整えながら過ごせるとよいですね。

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「頑張りすぎる子」ほど心配――夏休み後半、根を詰める子どもへの保護者の目配り

夏休みも後半に差しかかり、勉強のペースがつかめてきた頃かもしれません。ただ、この時期に気をつけたいのは「まったく勉強しない子」だけではありません。むしろ真面目で責任感の強い子ほど、「まだ足りない」「もっとやらないと」と自分を追い込み、根を詰めすぎてしまうことがあります。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞など、塾や講習が集中しやすい地域では、夏期講習の後半戦でこうした「頑張りすぎ」のサインが出やすいようです。今回は、根を詰めがちな子どもに保護者がどう目を配ればよいかを考えます。

なぜ「頑張りすぎる子」ほど見逃されやすいのか

「勉強しない」「やる気がない」といった悩みは保護者の目にとまりやすいものです。一方で、黙々と机に向かい続ける子どもは「よく頑張っている」と安心されがちで、無理をしているサインが見過ごされやすい傾向があります。

  • 模試の判定や夏期講習の進度を見て「自分はまだ足りない」と感じやすい
  • 周りの友人や兄弟姉妹と比べて、遅れを取ることへの不安が強い
  • 休憩することに罪悪感を持ち、「休むくらいなら勉強したい」と考えてしまう
  • 完璧主義の傾向があり、できなかった問題や間違いを必要以上に引きずる

こうした子どもは、体調や気持ちの不調を口に出さず、「大丈夫」と答えることが多いため、保護者が異変に気づいた時にはすでにかなり無理を重ねている、というケースも珍しくありません。

保護者が見ておきたいサイン・避けたい対応

根を詰めすぎているかどうかを見極める上で、目安になるサインと、逆に保護者が取ってしまいがちなNG対応を整理しました。

見ておきたいサイン(目安)

  • 食欲や睡眠時間に、いつもと違う変化が出ていないか
  • 「もっとやらないと」「これだけじゃ足りない」といった言葉が増えていないか
  • 休憩や息抜きの誘いを、以前より頑なに断るようになっていないか
  • できなかった問題について、必要以上に自分を責める発言をしていないか

避けたい対応

  • 頑張っている姿を見て安心しきり、様子の変化に気づかないままにする
  • 「その調子で頑張って」と、さらに勉強量を求めるような声かけをする
  • 周りの子の頑張りを引き合いに出し、比較で発破をかけてしまう
  • 「無理しなくていい」と言いながら、勉強量そのものは変えずに様子を見るだけにする

特に、頑張っている子ほど「もっと頑張れ」という言葉を素直に受け取り、さらに自分を追い込んでしまう傾向があります。よく頑張っている時期こそ、あえてブレーキ役に回る意識が必要かもしれません。

家庭で取り入れられる具体例

根を詰めがちな子どもに対して、家庭で無理なく取り入れられる関わり方の例です。

  • 休憩を「選択肢」ではなく「予定」にする:1日の中に休憩時間をあらかじめ組み込み、「休むかどうか」を本人の判断に委ねすぎない
  • 結果より過程を認める言葉をかける:「今日はここまでできたんだね」と、量や点数以外の頑張りに目を向ける
  • 一緒に体を動かす時間を作る:近所を散歩する、軽く体を動かすなど、勉強から離れる時間を意識的に確保する
  • 「休んでいい」を具体的な形で示す:「今日は夕食後は勉強の話をしない」など、休む時間をルール化して伝える
  • 睡眠時間を優先事項として伝える:「勉強を減らしてでも眠る時間は削らない」という方針を、あらかじめ本人と共有しておく

いずれも「勉強を減らさせる」というより、「頑張りを続けられる状態を保つ」ための工夫です。根を詰める子ほど、自分でブレーキをかけるのが苦手なことが多いため、周囲がその役割を担うことが助けになります。

ありがちな失敗パターン

良かれと思った対応が、かえって子どもを追い詰めてしまうケースもあります。よくある失敗パターンを挙げます。

  • 子どもが不調を訴えてから初めて対応し、「もっと早く気づけばよかった」と後悔する
  • 体調を崩して初めて休ませ、回復後は元のペースにすぐ戻してしまう
  • 「頑張りすぎ」を心配しながらも、模試や夏期講習の予定は変えずそのまま進めてしまう
  • 子ども自身が「大丈夫」と言うのをそのまま信じ、深く確認しないままにする

「大丈夫」という言葉をそのまま受け取らず、表情や食欲、睡眠といった日々の様子から判断することが、根を詰めがちな子どもを見守るうえでは特に大切になります。

編集部からのメッセージ

指導の現場でも、夏休み後半になると、真面目に取り組んできた生徒ほど疲れが表情や集中力に出てくることがあります。頑張れる力があるからこそ、無理を重ねやすいというのは、決して珍しいことではありません。保護者の方には、頑張りを止めさせるのではなく、「今のペースを続けられる状態かどうか」を時々一緒に確認する役割を担っていただければと思います。二学期を元気に迎えるためにも、夏休みの終盤こそ、お子さまの様子にそっと目を配ってみてください。

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「勉強のことは母親任せ」になっていませんか――夏休み、父親が家庭学習に関わる方法

夏休みに入り、子どもと過ごす時間が増えたご家庭も多いのではないでしょうか。その一方で「勉強の進み具合や成績のことは、気づけばいつも母親が把握している」「父親は仕事から帰ってきて、勉強の話には入っていけない」という声もよく聞かれます。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞など、共働き世帯の多い地域では特にこの偏りが起きやすいようです。今回は、夏休みという時間の余裕がある時期だからこそ考えたい、父親の家庭学習への関わり方について整理します。

なぜ「勉強は母親担当」になりやすいのか

多くの家庭で、日々の宿題チェックや塾の送り迎え、学校からの連絡プリントの確認といった「小さいけれど積み重なるタスク」を母親が担っていることが少なくありません。これは役割分担の結果というより、日常の中で自然とそうなっていくケースがほとんどです。

  • 平日の勉強の様子を見る時間が、母親の方が確保しやすい
  • 学校や塾とのやり取り(連絡帳・面談)を母親が窓口にしていることが多い
  • 父親自身が「口を出すと母親のやり方と食い違うかもしれない」と遠慮してしまう
  • 父親が忙しい時期に子どもの学年が上がり、関わり方がわからないまま今に至る

結果として、母親は「全部自分が背負っている」という負担感を抱え、父親は「今さらどう関わればいいのかわからない」という距離感を抱えたまま、夏休みに突入してしまうご家庭は珍しくありません。

父親がやるべきこと・避けたいこと

父親が家庭学習に関わるとき、意識しておきたいポイントと、逆に避けたい振る舞いを整理しました。

やるべきこと

  • まずは母親に「今どんな状況か」を聞き、現状を把握してから関わる
  • 勉強の中身(問題の解き方)より、進み具合や本人の様子を聞く役に回る
  • 塾の面談や三者面談に、都合がつく回だけでも同席してみる
  • 「今日は何をやったの?」と、詰問ではなく雑談として聞く

避けたいこと

  • 久しぶりに関わったからと、いきなり厳しく成績や勉強量を問い詰める
  • 母親のやり方を否定したり、自分の考えだけを急に持ち込んだりする
  • 「勉強は母親の担当」という前提のまま、口だけ挟んで手は動かさない
  • 子どもの前で、勉強方針について夫婦の意見の違いを言い合う

特に久しぶりに勉強の話に関わる場合、子どもからすると「急に厳しいことを言われた」と感じやすいものです。まずは聞き役に徹することから始めるくらいで、ちょうどよいかもしれません。

夏休みに取り入れやすい具体例

「勉強の中身に踏み込む」以外にも、父親が担える役割は色々あります。夏休みという時間の余裕がある時期に、できる範囲で試してみたい関わり方の例です。

  • 送り迎えを担当する:塾や図書館への送迎の車内で、勉強とは関係のない雑談をする時間にする
  • 週末の学習環境を整える:休日の午前中だけ、父親も一緒にリビングで自分の作業や読書をして「一緒に机に向かう時間」を作る
  • 得意分野で手伝う:自由研究や読書感想文など、勉強と工作・調べものの中間にあるような課題は、父親が興味を持ちやすい場合も多い
  • 成績や結果ではなく過程を聞く役になる:「テストどうだった?」ではなく「最近何を勉強してるの?」と聞いてみる
  • 母親の負担を言葉にして認める:「いつもありがとう」と一言伝えるだけでも、母親側の負担感は変わってくる

すべてを完璧にこなす必要はありません。まずは一つ、続けられそうなことから始めるだけでも、家庭内の役割の偏りは少しずつ変わっていきます。

ありがちな失敗パターン

良かれと思って関わったつもりが、かえって家庭内の空気を悪くしてしまうケースもあります。よくある失敗パターンを挙げます。

  • 夏休みの最初だけ張り切って口を出し、お盆を過ぎる頃には元通りになる
  • 成績表や模試の結果だけを見て、普段の様子を知らないまま評価してしまう
  • 子どもの前で「お母さんの言うことも聞いてるの?」と、母親を試すような聞き方をしてしまう
  • 自分が受験生だった頃のやり方や価値観を、そのまま今の子どもに当てはめようとする

特に「一時的に張り切って、長続きしない」というパターンは多くのご家庭で見られます。毎日でなくても構わないので、無理なく続けられる頻度を最初に決めておくのがおすすめです。

編集部からのメッセージ

指導の現場でご家庭のお話を伺っていると、母親と父親のどちらが「勉強担当」であるかよりも、夫婦で子どもの状況について会話ができているかどうかの方が、子どもの安定した学習に影響しているように感じます。父親が急に勉強内容に口を出す必要はありません。まずは母親から今の状況を聞き、子どもとの何気ない会話を増やすところから始めてみてください。夏休みという時間のある今だからこそ、家庭内の役割を見直す良い機会になるはずです。

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