8月から9月にかけては台風の接近・上陸が増える時期です。「塾が休講になった」「電車が止まって送迎できない」「大雨で外に出せない」――そんな日が受験生のいる家庭にも突然やってきます。川越・所沢・ふじみ野・志木・朝霞・和光など東武東上線沿線にお住まいの方は、通塾や通学の足が乱れることで生活リズムまで崩れてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。今回は、台風や大雨で予定が崩れた日に、受験生の家庭学習をどう保つかについて考えます。
なぜ台風の日は学習リズムが乱れやすいのか
台風接近時に学習が滞りやすいのには、いくつか理由があります。
- 塾の対面授業や模試が急きょ休講・延期になり、その日の学習計画そのものが崩れる
- 電車の遅延・運休で送迎や移動のスケジュールが読めず、家族全体が落ち着かない
- ニュースやSNSで台風情報を追い続けるうちに、大人も子どもも気持ちが学習から離れてしまう
- 「今日は特別な日だから仕方ない」という空気になり、そのまま丸一日休みモードになってしまう
やるべきこと・避けたいこと
台風の日は、まず安全の確保が最優先です。そのうえで、学習面では次のような姿勢が助けになります。
- やるべきこと:前日のうちに「休講・運休になったらどう過ごすか」を親子で軽く話しておく
- やるべきこと:予定が崩れても「今日できる最低限」だけ決めて、量より継続を優先する
- 避けたいこと:「休みになったから今日は全部お休み」と一律に切り替えてしまうこと
- 避けたいこと:台風情報を見せすぎて、子どもの不安をあおってしまうこと
家庭で取り入れられる具体例
実際に台風の日にできる工夫を、いくつか紹介します。
- 停電・通信不良への備え:オンライン教材だけに頼らず、印刷したプリントや紙の問題集も手元に置いておくと、通信が不安定でも学習を止めずに済む
- 「短時間・分割」の学習にする:普段の時間割どおりにこだわらず、30分単位で「暗記」「計算」など軽めの内容に切り替える
- 塾の代替手段を確認する:休講になった授業の振替やオンライン視聴の有無を早めに確認し、後日にまとめて取り戻せるようにしておく
- 台風が去った後の予定も一緒に立てる:「明日以降にどう取り戻すか」を子どもと一緒に決めておくと、当日を割り切って過ごしやすくなる
ありがちな失敗パターン
台風の日にありがちなのが、次のような失敗です。
- 「特別な日だから」と甘くなりすぎ、翌日以降もそのまま学習リズムが戻らない
- 逆に「予定が崩れた分を取り戻さなければ」と焦り、普段以上に詰め込んでしまう
- 停電や通信障害を想定しておらず、オンライン教材が使えなくなった瞬間に何もできなくなる
- 台風のニュースを一緒に見続け、家族全体がそわそわした空気のまま一日を終えてしまう
大切なのは、台風の日を「完璧にこなす日」にしようとしないことです。安全を確保したうえで、無理のない範囲で学習の芯だけは保つ、という考え方が、結果的に翌日以降のリズムの戻りやすさにつながります。
編集部からのメッセージ
指導の現場でも、台風で休講になった翌週に「その週はなんとなくペースが戻らなかった」という声を聞くことがあります。台風は毎年必ず来るものだからこそ、事前に「休講・運休になったらこう過ごす」という家庭内の共通認識を作っておくと、いざという時に慌てずに済みます。安全第一を大前提に、無理のない形で学習の歩みを止めない工夫を、ぜひ家庭で試してみてください。
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