オンライン授業を1台のパソコンやタブレットだけで受けていると、「先生の顔・黒板の画面共有・自分のノートアプリ・チャット欄」を、限られた画面の中で何度も切り替えることになります。ウィンドウを切り替えるたびに集中が途切れ、気づけば説明の途中を聞き逃していた、という経験は珍しくありません。実はパソコンやタブレットをもう1台足して「二画面」にするだけで、この切り替えの手間をかなり減らすことができます。今回は、特別な機材を新調しなくても始められる、オンライン学習の二画面活用術を紹介します。
なぜ「一画面」だとオンライン授業が忙しくなるのか
ノートパソコン1台でオンライン授業を受ける場合、画面共有された資料と先生の映像、さらに自分がメモを取るノートアプリやワークシートまで、すべてを同じ画面の中で重ねて表示する必要があります。ウィンドウを最小化したり切り替えたりする操作そのものが集中力を奪う上、資料を見ている間は先生の表情や板書の動きが見えなくなり、逆に先生の映像を大きくすると資料が隠れてしまいます。特に問題演習をしながら説明を聞くタイプの授業では、この「画面の奪い合い」が理解のスピードを落とす原因になりがちです。
押さえておきたい二画面構成の3パターン
- パソコン+外部モニターの本格構成|デスクにもう1台モニターを置き、片方に授業の映像、もう片方に資料やノートアプリを表示する。自宅学習スペースが固定できる場合に向いている
- パソコン+タブレット・スマートフォンの手軽な構成|新しい機材を買わずに、家にあるタブレットやスマートフォンをサブ画面として使う方法。パソコンで授業に参加しながら、タブレット側で資料やデジタル教科書を表示する
- 1台のパソコンで画面分割する方法|物理的に画面を増やせない場合でも、OS標準の画面分割機能を使えば、1つのディスプレイを左右に分けて授業アプリとノートアプリを同時に表示できる
どのパターンが向いているかは、部屋のスペースや使える機材によって変わります。富士見市・ふじみ野市・川越市など、自宅の一室を学習スペースにしている家庭であれば外部モニターの設置も検討しやすい一方、リビングの一角や兄弟姉妹と共有のスペースで受講している場合は、手持ちのタブレットを使う手軽な方法から試すのがおすすめです。
実践ステップ:二画面環境を整える
- 手元にある機材を確認する|新調する前に、家にあるタブレット・スマートフォン・古いノートパソコンなどをサブ画面として使えないか確認する
- 役割を決める|メイン画面には「先生の映像・ライブの板書」、サブ画面には「配布資料・ノートアプリ・辞書アプリ」など、それぞれの画面に映すものをあらかじめ決めておく
- 配線・配置を整える|サブ画面はメイン画面の視線移動が少ない位置(真横や少し上)に置き、首を大きく動かさずに両方を見られるようにする
- 音声はメイン側から出す|サブ画面はミュートにし、先生の声や授業音声はメイン側の1つのスピーカー・イヤホンから出すようにして、音のずれや二重再生を防ぐ
- 授業前に一度リハーサルする|本番の授業が始まる前に、実際に両方の画面を操作してみて、切り替えの動きに慣れておく
注意点・よくある失敗
- 画面を増やしたことで逆に気が散ってしまう|サブ画面に授業と関係のない動画やSNSを開いてしまうと本末転倒。サブ画面に映すものは授業に関係するものだけに限定する
- 通信環境への配慮を忘れる|複数の端末で同時に通信すると、自宅のWi-Fi環境によっては映像が乱れることがある。回線が不安定な場合は、サブ画面はオフライン保存した資料を表示するだけにするなど工夫する
- 機材にお金をかけすぎてしまう|高価なモニターを無理に購入する必要はない。まずは家にあるタブレットやスマートフォンで試し、効果を感じてから機材の追加を検討する
- 先生の話を聞くことより「画面を整えること」自体が目的化してしまう|二画面はあくまで理解を助ける手段。設定に凝りすぎて授業の準備時間を圧迫しないようにする
編集部からのメッセージ
二画面での受講は、特別なスキルがなくても今ある機材の組み合わせだけで始められる工夫です。資料とライブ映像を同時に見られるようになるだけで、「聞きながら書く」「見ながら考える」といったオンライン授業特有の忙しさがぐっと減ります。まずは家にあるタブレットやスマートフォンをサブ画面として使うところから、気軽に試してみてください。
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