「総合型選抜」「学校推薦型選抜」という言葉を耳にする機会が増えました。学力検査だけでなく、志望理由書や小論文、面接を通じて受験生の意欲や適性を見る入試方式で、国公立大学・私立大学ともに募集枠を広げる動きが続いています。ただ、こうした入試は「何をどう準備すればいいかわからない」という声も多く、対策が学校任せ・独学任せになりがちです。実は、志望理由書の壁打ちや面接練習、小論文の添削など、総合型・学校推薦型選抜の対策の多くはオンラインで進めることができます。この記事では、埼玉県内の高校に通う生徒がオンライン学習を活用して選抜対策を進めるためのポイントを紹介します。
なぜ総合型・学校推薦型選抜の対策は「早め」×「継続」がカギなのか
総合型選抜・学校推薦型選抜では、志望理由書や自己PRの作成に何度も推敲を重ねる時間が必要です。直前に慌てて仕上げると内容が浅くなりがちで、面接で深掘りされたときに答えに詰まってしまいます。高2の後半から高3の1学期にかけて、部活動や定期テストと並行しながら少しずつ準備を進めることが、質の高い出願書類・面接につながります。オンラインでのやり取りは、部活や補習で忙しい高校生にとって、通塾の移動時間を使わずに継続的な対策ができる点が大きな利点です。
オンラインで進められる対策の中身
- 志望理由書・自己推薦書の添削|原稿をオンラインで共有し、チャットやコメント機能で何度も書き直しのやり取りをする
- 小論文の添削|テーマ型・課題文型の小論文をオンラインで提出し、論理構成や表現についてフィードバックを受ける
- 面接練習(模擬面接)|ビデオ通話を使った模擬面接で、話し方・視線・受け答えの間の取り方を確認する
- 志望校・学部研究|大学公式サイトやオンライン説明会、オープンキャンパス動画で学部の特色や求める学生像を調べる
- 提出書類のスケジュール管理|オンラインカレンダーやタスク管理アプリで、出願書類の締切と面接日程を一元管理する
実践のためのチェックリスト
- 志望学部・学科が求める人物像(アドミッション・ポリシー)を大学公式サイトで確認する
- 自分の高校生活・活動実績を年表形式で書き出し、志望理由とのつながりを整理する
- 志望理由書の初稿をオンラインで共有し、添削を受けて2〜3回は書き直す
- 模擬面接をオンラインで最低1〜2回行い、想定質問への受け答えを録画して見直す
- 出願直前の1週間は新しい対策を増やさず、これまでの内容を見直すことに集中する
よくある失敗・注意点
- 志望理由書を「きれいな言葉」でまとめすぎて、自分の言葉・経験が薄れてしまう
- 面接対策を直前の数日に詰め込み、緊張で練習の成果が出せない
- オンライン添削の指摘を反映せず、同じ表現のまま提出してしまう
- 学校の先生への相談とオンラインでの対策を併用せず、情報がバラバラになる
- 出願資格・評定基準・実施の有無などの制度詳細は年度で変わるため、必ず志望大学の最新の募集要項で確認する
編集部からのメッセージ
総合型選抜・学校推薦型選抜は、学力試験とは違う準備が必要な分、早くから継続的に取り組んだ生徒とそうでない生徒とで差がつきやすい入試方式です。オンラインでの添削・模擬面接をうまく活用すれば、通塾の負担を増やさずに、志望理由書や面接の質を着実に高めていくことができます。制度の詳細は年度ごとに変わるため、必ず志望大学の公式発表を確認しながら、早めの準備を始めてみてください。
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