中3英語「関係代名詞」、2学期の新出文法でつまずかないための自宅学習法【2026年秋準備版】

2学期に入り、中学3年生の英語では「関係代名詞」の単元に入る学校が多くなります。これまでの英文法は、1つの文の中で主語・動詞・目的語などがどう並ぶかを学ぶものが中心でしたが、関係代名詞は「2つの文を1つにつなげて、名詞をより詳しく説明する」という、これまでとは違う発想の文法です。who・which・thatの使い分けや、目的格の省略ルールなど覚えることが一気に増えるため、ここで整理をつけずに進んでしまうと、長文読解でも関係代名詞が絡む一文で意味が取れなくなり、入試演習全体に影響してしまいます。受験学年である中3の2学期は、入試の総仕上げにも直結する重要な単元なので、早いうちに自宅で仕組みから理解しておくことが大切です。

なぜ関係代名詞でつまずく生徒が多いのか

関係代名詞のつまずきは、大きく分けて「2つの文を1つにする感覚がつかめない」「who・which・thatの使い分けを覚えられない」「主格と目的格の違い、目的格の省略ルールが混乱する」の3つに集約されます。これまでの文法は基本的に1文の中での語順や時制のルールを学ぶものでしたが、関係代名詞は「a book which I read yesterday」のように、後ろから名詞を修飾するかたまりを作ります。日本語には無い語順の感覚のため、頭の中で日本語に訳しながら読もうとすると混乱しやすく、特に目的格の関係代名詞が省略された文(a book I read yesterdayのようにwhichが消えた形)は、どこまでが修飾のかたまりなのか見分けがつかず、長文読解でつまずく大きな原因になります。

押さえるべきポイント

  • 関係代名詞は「前の名詞(先行詞)を後ろから説明するかたまりを作る」ための言葉だと理解する
  • 先行詞が「人」ならwho、「物・動物」ならwhich、「人・物どちらにも使える」のがthatという基本の使い分けを整理する
  • 関係代名詞が文の主語の役割をする「主格」(who / which / that)と、目的語の役割をする「目的格」(whom / which / that)の違いを見分ける
  • 目的格の関係代名詞は日常会話や長文でよく省略される。省略されていても意味のかたまりを見抜けるように練習する
  • 関係代名詞の直後にSVが続くか(目的格)、動詞が続くか(主格)で、主格・目的格の判別ができるようにする
  • 1つの英文を「2つの短い文」に分解して考えると、関係代名詞が指しているものが整理しやすくなる

自宅学習の進め方・チェックリスト

関係代名詞は「2つの文を1つにつなげる練習」を繰り返すことで感覚がつかめてきます。以下の順番で進めると、主格・目的格・省略のつながりが整理しやすくなります。

ステップやること目安時間
1. 2文を1文にする練習「I have a friend. She lives in Kawagoe.」のような2つの短い文を、関係代名詞を使って1文にまとめる練習を5〜10問行う15分
2. 主格・目的格の判別練習関係代名詞の直後が動詞なら主格、直後にSがあれば目的格、と判別しながら穴埋め問題を解く15分
3. 省略パターンの練習目的格の関係代名詞をあえて省略した英文を音読し、どこまでが修飾のかたまりかを線で囲みながら確認する15分
4. 長文の中での関係代名詞探し教科書本文や問題集の長文から関係代名詞を含む一文を抜き出し、先行詞とかたまりの範囲に印をつける15分
5. 英作文での定着自分の身の回りのこと(好きな本・住んでいる街など)を関係代名詞を使って1〜2文書いてみる10分

2文を1文にまとめる練習は地味に感じても、関係代名詞の感覚を体で覚える上で欠かせません。東武東上線沿線の川越・上福岡・鶴瀬・志木などの駅名や、通っている中学校の名前を使って自分でオリジナルの例文を作ってみると、単なる暗記ではなく「使える文法」として定着しやすくなります。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
先行詞が人なのにwhichを使ってしまう、物なのにwhoを使ってしまう先行詞に印をつけてから関係代名詞を選ぶ習慣をつけ、「人→who/物・動物→which」を毎回声に出して確認する
目的格の関係代名詞が省略された文で、修飾のかたまりがどこまでか分からなくなる省略されている文は「(which/that) 」のようにカッコを書き足してから読む練習をし、慣れてきたら書かずに読めるようにする
主格の関係代名詞のあとの動詞の形(三人称単数のsなど)を先行詞に合わせるのを忘れる主格の関係代名詞の直後は「先行詞に対応した動詞」が来ることを整理し、動詞の形が先行詞の人称・数に一致しているか都度確認する
関係代名詞節と接続詞(andやbecauseなど)を混同し、1文が長くなると訳せなくなる長い1文は関係代名詞のかたまりを( )でくくって、まず主語と動詞だけの骨組みを取り出す練習を繰り返す

編集部からのメッセージ

関係代名詞は、中学英語の中でも「1文の中に修飾のかたまりを組み込む」という新しい発想に初めて出会う単元です。ここでの理解があいまいなままだと、この後の長文読解や過去問演習でも、関係代名詞を含む一文でつまずきやすくなります。2学期が始まったばかりの今、単語や公式を丸暗記するだけでなく、2つの文を1つにつなげる練習を通して「なぜこの語順になるのか」を確認する時間を少しずつ積み重ねてみてください。

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