中1理科「大地の変化」、2学期の新出単元でつまずかないための自宅学習法【2026年秋準備版】

2学期に入り、中学1年生の理科では「大地の変化」の単元に進む学校が多くなります。これまでの「植物のからだのつくりとはたらき」「身のまわりの物質」とは違い、地層・堆積岩・火山・地震といった、実際に手を動かして観察しにくい対象を扱うのが特徴です。「れき岩・砂岩・泥岩の違い」「示準化石と示相化石の役割の違い」「火成岩の中の火山岩と深成岩の見分け方」など、似た用語が一度に登場するため、言葉の意味を整理しないまま進んでしまうと、期末テストの記述問題や資料読み取り問題で得点を落としやすくなります。2学期の出だしのうちに、用語と仕組みをセットで理解しておくことが大切です。

なぜ「大地の変化」でつまずく生徒が多いのか

この単元でつまずく理由は、大きく分けて「似た用語が多く、意味を混同しやすい」「地層のでき方や火山のしくみなど、目に見えない現象をイメージする力が必要」「柱状図やグラフなどの資料を読み取る問題に慣れていない」の3つに集約されます。とくに堆積岩の分類(れき岩・砂岩・泥岩・凝灰岩・石灰岩・チャートなど)は、粒の大きさや成り立ちの違いを覚える必要があり、丸暗記だけで対応しようとすると、応用問題や記述問題で言葉が出てこなくなってしまいます。また、地震の「震源」「震央」「初期微動」「主要動」といった用語も、図と結びつけて理解しないと、計算問題(初期微動継続時間から震源までの距離を求めるなど)でつまずく原因になります。

押さえるべきポイント

  • 地層は「流水のはたらきによって運ばれた土砂が積み重なってできる」という基本の成り立ちを、図を見ながら説明できるようにする
  • 堆積岩は粒の大きさで「れき岩>砂岩>泥岩」と分類されることを、実際の粒の大きさのイメージとセットで覚える
  • 示準化石(地層ができた時代を示す)と示相化石(地層ができた当時の環境を示す)の役割の違いを、それぞれ代表例(サンヨウチュウ・アンモナイトなど)とあわせて整理する
  • 火成岩は「火山岩(急に冷えてできる・斑状組織)」と「深成岩(ゆっくり冷えてできる・等粒状組織)」の2種類に分かれることを、冷え方の違いから理解する
  • 地震の「震源」「震央」「初期微動」「主要動」の意味を図で確認し、初期微動継続時間と震源からの距離の関係を計算問題で練習する
  • 柱状図やグラフの読み取り問題は、まず縦軸・横軸が何を表しているかを確認してから数値を追う習慣をつける

自宅学習の進め方・チェックリスト

「大地の変化」は、用語の暗記だけでなく、図やグラフを使った資料読み取り練習を並行して行うことで理解が深まります。以下の順番で進めると、知識の整理と応用問題への対応力が同時に身につきます。

ステップやること目安時間
1. 基本用語の整理地層・堆積岩・化石・火成岩・地震の基本用語を、教科書の図とセットでノートにまとめる15分
2. 堆積岩の分類練習れき岩・砂岩・泥岩・凝灰岩・石灰岩・チャートを、粒の大きさや成り立ちの違いで分類する練習問題を解く15分
3. 化石の役割の確認示準化石・示相化石それぞれの代表例と役割を、一問一答形式で声に出して確認する10分
4. 火成岩の見分け方火山岩と深成岩の組織の違いを図で確認し、代表的な岩石名(玄武岩・花こう岩など)とセットで覚える15分
5. 地震の計算問題演習初期微動継続時間と震源からの距離の関係を扱う計算問題を、公式を使わず図の意味から解く練習をする15分
6. 柱状図・グラフの読み取りワークや過去のテストから柱状図・グラフを使った問題を選び、軸の意味を確認しながら解く15分

この単元は覚える用語が多いため、通学時間を活用するのもおすすめです。東武東上線などで通学している生徒であれば、電車の中で用語カード(堆積岩の分類、化石の種類など)を見返すだけでも、机に向かう時間を増やさずに知識を定着させることができます。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
れき岩・砂岩・泥岩などの用語を丸暗記しようとして、粒の大きさの違いがイメージできない実際の粒の大きさ(ミリ単位)を数字で確認し、大きい順・小さい順に並べ替える練習を繰り返す
示準化石と示相化石の意味を逆に覚えてしまう「準」は時代の目じるし、「相」は当時の環境(すがた)と、漢字の意味から役割を結びつけて覚え直す
火山岩と深成岩のどちらがどちらの組織か混同する「急に冷えると粒が小さい斑状組織(火山岩)」「ゆっくり冷えると粒が大きい等粒状組織(深成岩)」という冷え方と粒の大きさの関係を図で確認する
初期微動継続時間の計算問題で、何を求めればよいか分からなくなる公式を先に覚えるのではなく、「初期微動継続時間が長いほど震源から遠い」という関係をまず図でイメージしてから数値を当てはめる

編集部からのメッセージ

「大地の変化」は、中学理科の中でも「目に見えない現象を図やデータから読み取る力」が初めて本格的に求められる単元です。ここでの理解があいまいなままだと、この先に習う「気象」や、中3で扱う「地球と宇宙」でも同じようなつまずきを繰り返しやすくなります。2学期が始まったばかりの今、用語を丸暗記するだけでなく、図やグラフと結びつけて理解する時間を少しずつ積み重ねてみてください。

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