中1数学「比例・反比例」、2学期の新出単元でつまずかないための自宅学習法【2026年秋準備版】

2学期が始まり、中学1年生の数学では「比例・反比例」の単元に入る学校が多くなります。小学校でも「比例」という言葉自体には触れていますが、中学の比例・反比例は「変数x・yを使った式」「座標平面上のグラフ」「比例定数」といった新しい道具立てが一気に増えるため、ここでつまずくと後に続く「一次関数」(中2)や「二次関数」(中3・高校)の理解にも影響してしまいます。今のうちに用語の意味とグラフの描き方をきちんと自宅で固めておくことが、2学期以降の数学を楽にする近道です。

なぜ比例・反関数でつまずく生徒が多いのか

比例・反比例でよくあるつまずきは、大きく分けて「式とグラフのつながりが理解できていない」「比例と反比例の違いが曖昧なまま両方の問題を解こうとしている」の2つです。小学校の比例は「表を見て関係を読み取る」だけで済みましたが、中学では「y=ax」「y=a/x」という式を自分で作り、そこからグラフを描いたり、グラフから式を求めたりする力が求められます。式・表・グラフの3つを行き来しながら理解する必要があるため、どれか1つだけ覚えても得点にはつながりにくい単元です。

押さえるべきポイント

  • 比例は「y=ax」の形、反比例は「y=a/x」の形。まずこの2つの式の形を正確に覚える
  • 「a」は比例定数と呼ばれ、表の中のどの組でも「y÷x」(比例)または「x×y」(反比例)で同じ値になることを利用して求める
  • 比例のグラフは原点を通る直線、反比例のグラフは原点を通らない双曲線(なめらかな曲線が2本)になる、という見た目の違いを図で覚える
  • xの変域に負の数が含まれる問題では、グラフが第3象限(左下)にも伸びることを意識する
  • 文章題では「速さと時間」「単価と個数」など、比例の関係にあるか反比例の関係にあるかを式にする前に日本語で確認する

自宅学習の進め方・チェックリスト

比例・反比例は「解き方を覚える」だけでなく「手を動かしてグラフを描く」練習が定着のカギになります。以下の順番で進めると、式とグラフのつながりが理解しやすくなります。

ステップやること目安時間
1. 用語の確認比例定数・変域・座標・原点など、教科書の太字用語をノートにまとめ直す15分
2. 表からグラフを描く教科書やワークの表を使い、実際に方眼ノートに点を打ってグラフを描く20分
3. 式を立てる練習「xが2倍になるとyも2倍になる」など言葉の説明から、自分でy=axの形の式を作る15分
4. 反比例と比較する同じ問題設定を比例・反比例それぞれで解き、式とグラフの違いを並べて確認する15分
5. 文章題演習速さ・水そう・歯車などの文章題を解き、比例か反比例かを判断する練習をする20分

グラフを描く練習は、教科書の図をなぞるだけでは身につきにくいため、必ず自分の手でノートに座標をとって描くことが大切です。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市・所沢市などのエリアでは、図書館や学習スペースに大きめの机がある場所も多いので、方眼ノートを広げてじっくりグラフを描く時間を確保するのも一つの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
比例定数aの求め方を丸暗記していて、負の数や分数が出てくると解けなくなる「y÷x=a」という関係を毎回表から自分で確認する習慣をつけ、数字の種類に関わらず同じ手順で求める
比例と反比例のグラフの形を混同してしまう2種類のグラフを同じノートの見開きに並べて描き、「直線か曲線か」を見た目で区別できるようにする
文章題で何が比例の関係にあるかわからず、いきなり式を立てようとして手が止まる式を立てる前に「一方が2倍になったらもう一方はどうなるか」を言葉で説明できるか確認してから式にする
グラフの変域(xの範囲)を無視して直線や曲線を書きすぎてしまう問題文中の変域の条件に必ず線を引き、その範囲だけグラフを描く癖をつける

編集部からのメッセージ

比例・反比例は中学数学の中でも「式・表・グラフ」を結びつけて考える最初の単元です。ここでの理解のしかたが、中2の一次関数、中3・高校の二次関数まで形を変えて使われていきます。2学期が始まったばかりの今、教科書の例題をただ解くだけでなく、実際にグラフを手で描きながら「なぜこの形になるのか」を確認する時間を少しずつ積み重ねてみてください。

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エビングハウスの忘却曲線でわかる、2学期に差がつく「復習タイミング」の作り方

「昨日覚えた英単語を今日にはもう忘れている」「テスト前に慌てて総復習しても、範囲が広すぎて間に合わない」——こうした悩みの多くは、勉強量そのものより「復習するタイミング」の設計不足が原因です。2学期が始まり新しい単元がどんどん積み上がっていくこの時期こそ、覚えたことを忘れる前に効率よく思い出す仕組みを自宅学習に組み込んでおくと、後々の総復習がぐっと楽になります。この記事では、心理学で知られる「エビングハウスの忘却曲線」の考え方をベースに、中高生が自宅で今日から実践できる復習タイミングの作り方を紹介します。

忘却曲線とは何か、なぜ2学期に意識すべきか

エビングハウスの忘却曲線は、一度覚えた情報が時間とともにどれだけ思い出しにくくなるかを示した古典的な研究として知られています。ポイントは「人は覚えた直後から急速に忘れていくが、適切なタイミングで思い出す作業(復習)を挟むと、その後の忘却スピードが緩やかになる」という点です。1回で完璧に覚えようとするよりも、短い間隔で何度も思い出す方が、結果的に記憶の定着効率がよくなります。2学期は新出単元の授業が毎週のように進み、英単語・漢字・数学の公式・理科社会の用語など、覚えるべき情報量が一気に増える時期です。だからこそ「その日のうちに覚えて終わり」にせず、復習のタイミングをあらかじめ決めておくことが、期末テストや冬以降の入試対策で差がつくポイントになります。

押さえるべきポイント:完璧な暗記より「思い出す回数」

  • 1回の勉強で完璧に覚えようとせず、「ある程度覚えたら次に進み、後日また思い出す」というサイクルを前提にする
  • 復習は教科書やノートを読み返すだけでなく、「見ずに思い出す(テスト形式で確認する)」ことを重視する
  • 復習のタイミングは、自分の記憶力に合わせて多少ずらしてもよいが、「間隔を空けて複数回」という原則は崩さない
  • 暗記系(英単語・漢字・社会の用語)と理解系(数学の解法・理科の原理)で、復習の目的を分けて考える

自宅でできる復習タイミングの作り方・チェックリスト

目安として、次のような間隔で復習を挟むと記憶が定着しやすいといわれています。あくまで一つの目安なので、部活や学校行事の予定に合わせて多少前後させても構いません。

復習のタイミングやることかける時間の目安
覚えた当日の寝る前その日に習った内容を見ずに思い出せるか、頭の中でざっと確認する5〜10分
翌日ノートや単語帳を見ずにテスト形式で確認し、間違えたところに印をつける10〜15分
3日後前回間違えた項目を中心に、再度テスト形式で確認する10分
1週間後その週に習った範囲をまとめて振り返り、まだ曖昧な項目を洗い出す15〜20分
2週間後〜定期テスト前曖昧な項目だけを重点的に総復習し、抜けをつぶす状況に応じて調整

実践する際は、その日に覚えた内容を短いメモやチェックリストに残しておくと、後で「何を復習すればよいか」がひと目でわかります。スマホのメモアプリでもノートの隅でも構わないので、「今日覚えたこと」を可視化する習慣をセットで作っておくと、復習のタイミングを逃しにくくなります。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市・所沢市などのエリアには自習室のある図書館や学習スペースもあるため、平日の隙間時間や休日にまとめて復習する場所として活用するのもひとつの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
復習のタイミングを決めずに、気が向いたときだけ見返しているその日に覚えた内容を必ずメモに残し、翌日・3日後・1週間後の予定にあらかじめ組み込んでおく
復習のたびに教科書やノートを最初から読み直し、時間がかかりすぎる復習は「読み返す」のではなく「見ずに思い出す」ことを基本にし、思い出せなかった部分だけ確認する
部活や行事で忙しく、復習の予定が丸ごと飛んでしまう1日休んでも翌日に必ず再開し、間隔が空いた分は無理に詰め込まず範囲を絞って再スタートする
暗記系も理解系も同じやり方で復習しようとして効率が落ちている暗記系はテスト形式での反復、理解系は「なぜその解き方になるか」を自分の言葉で説明できるかを確認する

編集部からのメッセージ

復習タイミングの設計は、特別な教材や長時間の勉強を必要とするものではなく、「いつ思い出すか」をあらかじめ決めておくだけで始められる工夫です。2学期が始まったこのタイミングで、その日に覚えたことを翌日・3日後・1週間後に思い出す小さな習慣を一つずつ積み重ねてみてください。定期テストや模試の前にまとめて覚え直す負担が減り、日々の自宅学習にも余裕が生まれていくはずです。

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高1・高2数学「三角比・数列・ベクトル」、2学期の新出単元でつまずかないための自宅学習法【2026年秋準備版】

2学期が始まると、高1では「三角比」、高2では「数列」や「ベクトル」といった新しい単元が本格的に始まります。これらの単元は、1学期までの内容とはやや違った考え方を求められるため、最初のつまずきをそのままにしておくと、定期テストだけでなく模試の点数にも響きやすい範囲です。今回は、埼玉県内の高校に通う高1・高2生を対象に、これらの新出単元を自宅でどう学習していけばよいかを整理します。

なぜ2学期の数学でつまずく生徒が増えるのか

三角比・数列・ベクトルは、それまでの「式を計算して答えを出す」という感覚だけでは対応しづらく、図形のイメージや規則性の発見、ベクトルの向き・大きさといった新しい見方を身につける必要があります。授業のスピードは1学期とほぼ変わらないため、最初の数回の授業でイメージがつかめないまま進んでしまうと、そこから先の内容が積み上がっていかず、定期テスト前になって一気に苦手意識が強まってしまうケースが少なくありません。2学期の早い段階で「わかったつもり」を防ぎ、こまめに理解を確認しておくことが重要です。

単元ごとのつまずきやすいポイント

単元対象学年の目安つまずきやすいところ
三角比高1sin・cos・tanの定義を暗記だけで済ませてしまい、図の中でどの辺の比を表しているかが結びついていない
数列高2等差数列・等比数列の公式は覚えていても、一般項を自分で立式する練習が不足している
ベクトル高2成分計算はできても、図形の中でベクトルの向き・大きさを捉える感覚が身についていない

共通して言えるのは、「公式を覚える」段階と「公式を使って自分で立式する」段階の間にギャップがあるということです。教科書の例題をそのまま解けても、問題の設定が少し変わると手が止まってしまう生徒が多いのは、この立式の練習が不足しているためです。

自宅でできる学習手順・チェックリスト

  • ステップ1:新しい単元に入ったら、その日のうちに教科書の例題を自分の手で解き直し、公式を導く過程まで確認する
  • ステップ2:三角比は、教科書の図を自分でノートに書き写しながら、どの辺がどの比にあたるかを毎回確認する習慣をつける
  • ステップ3:数列は、公式を覚える前に「具体的な数を並べて規則を見つける」練習を先に行い、その後で公式と結びつける
  • ステップ4:ベクトルは、成分計算の問題と図形問題を必ずセットで解き、計算結果と図のイメージを一致させる
  • ステップ5:1週間分の授業内容を、週末に30分ほど使ってまとめて解き直し、理解が抜けている部分を早めに見つける

1回30分〜45分程度を目安に、平日は当日習った範囲の解き直し、休日は1週間分のまとめ演習という形でリズムを作ると、無理なく続けやすくなります。ふじみ野市・富士見市・志木市・川越市・所沢市などのエリアには自習スペースのある図書館もあるため、まとまった時間で週末の解き直しをしたいときに利用するのもひとつの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
公式を丸暗記するだけで、図や具体例と結びつけていない公式を使う前に、必ず図を描く・具体的な数を当てはめるという一手間を習慣にする
わからないところをそのままにして次の授業に進んでしまうその日のうちに教科書やノートを見返し、理解できていない箇所を付箋などで残しておく
基本問題は解けるが、応用問題になると手が止まる基本問題を解いたら、必ず類題を1〜2問追加で解き、パターンの幅を広げておく
定期テスト前にまとめて詰め込もうとして間に合わない2学期の早い段階から週末の復習を積み重ね、テスト前は総仕上げに専念できる状態を作る

編集部からのメッセージ

三角比・数列・ベクトルは、どれも最初のイメージづくりさえ丁寧に行えば、その後は着実に得点源にしやすい単元です。2学期が始まったこのタイミングで、「公式を覚える」だけで終わらせず、図や具体例と結びつけながら理解を積み重ねていく学習を意識してみてください。わからないところを溜め込まず、その週のうちに解消していく習慣が、定期テストや模試の結果にもつながっていきます。

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中3「学校選択問題」、2学期スタートから始める数学・英語の自宅対策【2026年入試版】

埼玉県公立高校入試の学力検査には「学校選択問題」と「通常の学力検査問題」の2種類があり、川越・川越女子・川越南・所沢・所沢北・和光国際など、当エリアを含む一部の高校では数学・英語で学校選択問題が実施されています(実施校は年度によって変わることがあるため、最新情報は必ず埼玉県教育委員会や各校の公式発表で確認してください)。2学期が始まるこの時期は、実力テストや北辰テストの結果を踏まえて志望校を具体的に絞り込み始める時期でもあります。学校選択問題は通常の問題より思考力・記述力を問う設問が多いため、2学期のうちに「解き方」ではなく「考え方」から鍛え直しておくことが、冬以降の得点力に直結します。

なぜ2学期のうちから対策を始めるべきか

学校選択問題は、通常の学力検査問題に比べて出題文が長く、複数の条件を組み合わせて考える設問や、途中の考え方を書かせる記述式の設問が多いのが特徴です。中3の2学期は新出単元の学習と並行して過去の内容を入試レベルで解き直す必要があるため、対策を後回しにすると冬休み以降にまとめて負荷がかかってしまいます。特に数学の関数・図形の融合問題や、英語の長めの読解問題は、一朝一夕では身につかない読み解く力が問われるため、早い段階から「時間をかけてじっくり考える練習」を積み重ねておくことが重要です。

数学・英語それぞれの傾向とつまずきポイント

教科通常の学力検査問題との違いつまずきやすいところ
数学関数・図形・数量の融合問題や、複数の条件を組み合わせて答えを導く問題が多い公式を当てはめるだけの解き方に慣れていると、条件を整理する段階で手が止まってしまう
英語長文の分量が多く、要約・意見記述など自分の言葉でまとめる設問がある単語や文法は覚えていても、文章全体の流れをつかみながら読む練習が不足している

どちらの教科にも共通するのは、「知識を持っているか」よりも「知識を使って考えられるか」が問われる点です。単元ごとの暗記や公式の丸暗記だけでは太刀打ちしにくく、問題文を読み解きながら筋道を立てて考える訓練が必要になります。

自宅でできる学習手順・チェックリスト

  • ステップ1:まずは各中学校の進路説明会や北辰テストの結果をもとに、志望校が学校選択問題の実施校かどうかを最新の情報で確認する
  • ステップ2:数学は、公式を当てはめる練習ではなく「なぜこの解き方を選んだか」を声に出して説明しながら解く習慣をつける
  • ステップ3:英語は、1日1題を目安に長文を時間を計って読み、読み終えた後に内容を自分の言葉で要約してみる
  • ステップ4:数学の記述式の問題は、答えだけでなく途中の考え方をノートに書き出し、後で読み返して筋道が通っているか確認する
  • ステップ5:2週間に1回程度、時間を計って過去問や類題を通しで解き、時間配分の感覚をつかんでおく

1回45分〜60分程度を目安に、平日は数学と英語を交互に、休日にまとめて過去問演習を行うなど、無理のないペースで継続することが大切です。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市・所沢市などのエリアには自習スペースのある図書館もあるため、集中して長文を読みたいときや過去問演習の時間を確保したいときに利用するのもひとつの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
難易度の高さに気後れして、基礎の反復ばかりに時間を使ってしまう基礎固めと並行して、週に1〜2回は必ず学校選択問題レベルの類題に触れる時間を確保する
英語の長文を「読んで終わり」にしてしまい、要約や記述の練習をしていない読んだ長文は必ず3〜4文程度で要約する習慣をつけ、記述への抵抗感を減らす
数学の記述式問題で、答えが合っていれば途中式は省略してよいと考えてしまう普段の演習から「途中の考え方を書く」ことを採点対象と意識して練習する
時間を計らずに問題を解いているため、本番の時間配分がつかめていない定期的に時間を計った通し演習を行い、大問ごとにかける時間の目安を体感で身につける

編集部からのメッセージ

学校選択問題は難易度が高い分、付け焼き刃の対策では点数が伸びにくい一方で、「考え方を説明する」練習を積み重ねれば着実に力がついていく分野でもあります。2学期がスタートしたこのタイミングで、志望校の入試方式を改めて確認し、数学・英語それぞれの学習の軸を見直してみてください。実施校や出題傾向は年度によって変わることがあるため、最新情報は必ず埼玉県教育委員会や志望校の公式発表で確認しながら、無理のないペースで対策を進めていきましょう。

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中3理科「化学変化とイオン」、2学期の出だしでつまずかない自宅学習法【2026年秋準備版】

中学3年生の理科は2学期に入ると「化学変化とイオン」の単元が本格化します。原子・分子レベルの目に見えない現象を扱う単元で、イオン式や電離、電池のしくみなど抽象的な内容が続くため、中1・中2の理科とは違う難しさを感じる生徒が多くいます。この単元は北辰テストや埼玉県公立入試の理科でも頻出であり、計算問題と記述問題の両方が絡むため、2学期の早い段階でつまずきを解消しておくことが、その後の受験勉強全体に大きく影響します。

なぜ「化学変化とイオン」でつまずく生徒が多いのか

この単元がわかりにくくなる大きな理由は、原子・分子・イオンという目に見えないミクロな世界を、記号や式でイメージしながら理解する必要があるためです。中1・中2で学んだ「物質」「化学変化」の知識が土台になっているにもかかわらず、その復習をしないまま新しい単元に入ると、電離や陽イオン・陰イオンの意味があいまいなまま公式や化学式だけを覚えようとしてしまいます。その結果、計算問題は解けても「なぜそうなるのか」を問われる記述問題になると答えられない、という状態に陥りやすくなります。

押さえるべき4つのポイント

ポイント内容つまずきやすいところ
電離物質が水に溶けて陽イオンと陰イオンに分かれる現象「電離」と「化学変化」の違いがあいまいなまま式を丸暗記してしまう
イオン式原子が電子を失ったり受け取ったりしてイオンになるしくみ陽イオン・陰イオンのどちらになるか、電子の増減の向きを混同する
電池のしくみ金属のイオン化傾向の違いを利用して電流を取り出す装置2種類の金属のどちらが+極・-極になるかを、仕組みを理解せず結果だけ覚える
酸・アルカリと中和水素イオン・水酸化物イオンの働きと中和反応中和反応の量的な計算問題で、イオンの数の変化をイメージできない

この4つは単独の知識ではなく、「イオンが増えたり減ったりする」という一本の考え方でつながっています。どれか一つを丸暗記だけで済ませると、単元が進んで電池や中和の計算問題に入ったときに、根本から理解し直す必要が出てきてしまいます。

自宅でできる学習手順・チェックリスト

  • ステップ1:教科書の図を見ながら、電離の様子(原子がどう分かれて陽イオン・陰イオンになるか)を自分の手で図に描き直してみる
  • ステップ2:イオン式は、まず代表的な数種類(塩化物イオン、水素イオン、水酸化物イオンなど)を、記号の意味とセットで声に出して覚える
  • ステップ3:電池の仕組みは、「どちらの金属が電子を失いやすいか」という考え方から+極・-極を毎回導き出す練習をする
  • ステップ4:中和の計算問題は、いきなり公式に数値を当てはめず、イオンの数がどう変化するかを図や表で確認してから計算する
  • ステップ5:ワークの記述問題は、模範解答を写すだけでなく「なぜそうなるのか」を自分の言葉で言い換えてノートに残す

1回20〜30分程度を目安に、学校の授業進度に合わせてその週のうちに復習しておくと、定期テスト前にまとめて覚え直す負担が減ります。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市・所沢市などのエリアには自習スペースのある図書館もあるため、図を描きながらじっくり整理したいときに利用するのもひとつの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
イオン式を丸暗記するだけで、電離のしくみを理解していない教科書の図を見ずに自分で電離の様子を描けるか、白紙の状態から確認する
電池のどちらが+極・-極かを結果だけ覚えて仕組みを説明できない「電子を失いやすい金属はどちらか」という考え方から毎回導く練習に切り替える
中和反応の計算問題で、イオンの数の変化をイメージせずに公式だけ使う計算前に必ずイオンの増減を図や表に書き出してから数値を当てはめる
中1・中2の「原子・分子」「化学変化」の基礎があいまいなまま単元に入っている電離の学習に入る前に、原子と分子の違いだけを1時間程度で復習しておく

編集部からのメッセージ

「化学変化とイオン」は、目に見えない現象を扱うために苦手意識を持ちやすい単元ですが、電離のしくみさえ図でイメージできるようになれば、電池や中和の計算問題も筋道立てて理解できるようになります。2学期の授業が進む前に、まずは教科書の電離の図を自分の手で描き直すところから始めてみてください。北辰テストや入試本番でも問われやすい単元だからこそ、早めの土台づくりが後の安心につながります。

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中2数学「一次関数」、2学期の壁をどう乗り越える?グラフ・変域・利用問題のつまずきポイントと自宅学習法【2026年秋準備版】

中学2年生の2学期が始まると、数学では「一次関数」が本格的にスタートします。中1で学んだ比例・反比例の延長にある単元ですが、グラフの傾きと切片、変域の求め方、図形と組み合わせた利用問題などが一気に増え、ここでつまずく生徒が毎年少なくありません。一次関数は中3の関数分野や高校数学にも直結する土台であり、埼玉県公立入試でも頻出単元のひとつです。2学期の授業が進む前に、自宅でどこを押さえておけばよいのかを整理しておきましょう。

なぜ一次関数でつまずく生徒が多いのか

一次関数がわかりにくくなる一番の理由は、「式」「表」「グラフ」という3つの表し方を頭の中で行き来する力が必要になるためです。式だけを暗記して計算問題は解けても、グラフから式を読み取る問題や、変域を求める問題になると急に手が止まってしまう生徒が多く見られます。また、中1の比例・反比例の理解があいまいなまま2学期を迎えると、傾き(変化の割合)の意味がつかめず、公式の丸暗記に頼ってしまいがちです。丸暗記だけの状態は、単元が進んで図形との融合問題や文章題(利用問題)が出てきた瞬間に対応できなくなります。

押さえるべき4つのポイント

ポイント内容つまずきやすいところ
変化の割合(傾き)xが1増えるときyがどれだけ変化するか公式(yの増加量÷xの増加量)は覚えていても、表やグラフから読み取れない
切片x=0のときのyの値、グラフとy軸の交点グラフの読み取りで、切片と傾きの役割を逆に覚えてしまう
変域xの範囲が決まっているときのyの範囲を求めるxの増減とyの増減の向きが逆になるケース(傾きが負のとき)の見落とし
利用問題速さ・図形の面積・水そうの水量などを一次関数で表す文章題状況を式に変換する段階でつまずき、途中式の意味を理解しないまま進めてしまう

この4つは独立した知識ではなく、「式・表・グラフを相互に行き来できるかどうか」という一本の軸でつながっています。どれか一つを苦手なままにすると、他の単元でも同じところでつまずきやすくなるため、早めに手を打つ価値があります。

自宅でできる学習手順・チェックリスト

  • ステップ1:教科書の例題を見ながら、y=ax+bの式・対応表・グラフの3つを自分の手で書き並べてみる(式だけを見て終わらせない)
  • ステップ2:グラフ問題は、必ず「切片から始めて傾きの分だけ点を動かす」という手順を声に出しながら描く練習をする
  • ステップ3:変域の問題は、グラフを実際に描いてxの範囲を図示し、そこからyの範囲を目で確認する(式だけで暗算しない)
  • ステップ4:利用問題は「何をxに置くか」を最初に決めてから式を立てる練習を、1日1問でよいので継続する
  • ステップ5:ワークで間違えた問題は、答え合わせのときに「式・表・グラフのどの段階でつまずいたか」をノートに一言メモしておく

1回あたり20〜30分程度を目安に、学校の授業進度に合わせてその週のうちに復習しておくと、定期テスト前にまとめて詰め込む必要がなくなります。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市などの地域には自習室のある図書館もあるため、グラフをじっくり描いて確認したいときに活用するのもひとつの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
公式だけを暗記し、グラフを自分で描く練習をしていない教科書の例題を、答えを見ずに自分の手でグラフを描き直す練習を毎回セットで行う
変域の問題で、傾きが負のときのxとyの増減の向きを勘違いする必ずグラフを描いてから答えを出す習慣に切り替え、式だけで判断しない
利用問題で状況を式に置き換えられず、最初の一行で止まってしまう「何をxにするか」だけを最初に決める練習を、易しい問題から段階的に積み重ねる
中1の比例・反比例のあいまいさをそのままにして2学期の授業を受けている比例のグラフ・表・式の復習を先に1〜2時間分だけ済ませてから一次関数に入る

編集部からのメッセージ

一次関数は、中3の関数分野や高校数学の基礎にもつながる重要な単元です。2学期の授業でつまずきを感じたら、そのままにせず「式・表・グラフのどこで止まっているか」を自分で確認する習慣をつけておくと、定期テストだけでなく今後の学習全体にとって大きな財産になります。まずは教科書の最初の例題を、自分の手で式・表・グラフの3つに書き直すところから始めてみてください。

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中学国語「文法」、自宅でどう克服する?品詞・活用・敬語の勉強法【2学期スタート版・2026年】

2学期が始まると、中学国語では「品詞の識別」「用言の活用」「敬語」といった文法単元がまとまって登場する学校が多くなります。読解問題に比べて後回しにされがちな分野ですが、定期テストや北辰テストでは文法問題が数問出題されることが多く、ここで確実に得点できるかどうかが総合点に響きます。文法は読解のようなセンスを問う分野ではなく、ルールを整理して覚えれば誰でも得点源にできる単元です。この記事では、自宅で無理なく文法を克服するための考え方と具体的な学習手順を紹介します。

なぜ文法問題で失点しやすいのか

文法問題で失点が続く生徒には共通点があります。それは、用語の意味を「なんとなく」で覚えていて、実際の文の中でその品詞や活用形を見分ける練習をしていないという点です。たとえば「形容詞と形容動詞の違い」「動詞の活用の種類」「敬語の3分類」は、定義を暗記しただけでは初見の文章の中で正しく判断できません。また中3の2学期以降は、部活動の引退や進路面談などで生活リズムが変わりやすく、後回しにされた文法単元がそのまま入試まで手つかずになるケースも少なくありません。早い段階で基礎を固めておくことが、2学期以降の定期テストと北辰テスト双方への備えになります。

押さえるべき3つの柱

内容つまずきやすいポイント
品詞の識別名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・助詞・助動詞などを見分ける形容詞(〜い)と形容動詞(〜だ/〜な)の区別、助詞と助動詞の区別
用言の活用動詞・形容詞・形容動詞の活用形(未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形)五段活用・上一段活用・下一段活用の見分け方、音便による形の変化
敬語の分類尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類と、それぞれの使い分け「いらっしゃる(尊敬)」と「参る(謙譲)」のように似た場面で使う語の混同

この3つは別々の単元として学校で習うことが多いですが、実は「文の中の言葉の役割を正確に見分ける」という共通の力が土台になっています。品詞の識別があいまいなまま活用や敬語を覚えようとすると混乱しやすいため、順番としては品詞の識別から着手するのがおすすめです。

自宅でできる文法克服の手順

  • ステップ1:教科書やワークの文法解説ページを読み、品詞・活用・敬語それぞれの定義をノートに簡潔にまとめる(丸写しではなく自分の言葉で1〜2行にする)
  • ステップ2:ワークの問題を解く際、正解した問題も含めて「なぜその答えになるのか」を口に出して説明できるか確認する
  • ステップ3:間違えた問題は、正解と自分の答えを見比べて「どのルールを勘違いしていたか」をノートの端にメモしておく
  • ステップ4:教科書の文章や新聞の一文を選び、その中の言葉の品詞・活用形を実際に指差しながら識別する練習を週に数回行う
  • ステップ5:敬語は、家族や友人との会話を「先生に話す場合」「初対面の大人に話す場合」など場面を変えて言い換える練習をすると定着しやすい

文法は暗記量自体はそれほど多くないため、1回あたり15〜20分程度を目安に、教科書の単元が進むたびにこまめに復習していくやり方が続けやすい傾向にあります。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市などの地域には自習室を備えた図書館もあるため、静かな環境でワークを1冊仕上げたいときに活用するのも一つの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
用語の定義だけを丸暗記し、実際の文の中で品詞を判断する練習をしていない教科書や問題集の例文を使い、定義を覚えたその場で必ず「この文中ではどれに当たるか」を確認する
形容詞と形容動詞、助詞と助動詞など似た項目を混同したまま放置している混同しやすい項目だけを1枚のメモにまとめ、違いを比較しながら覚え直す
敬語を「尊敬語・謙譲語・丁寧語」の名称だけで覚え、具体的な言い換えができない身近な動詞(言う・見る・行くなど)を3種類の敬語でそれぞれ言い換える一覧表を自分で作る
読解問題の対策を優先し、文法単元の復習を試験直前まで先延ばしにする2学期の授業進度に合わせて、単元が終わるたびにワークの該当ページだけをその週のうちに解き切る

編集部からのメッセージ

国語の文法は、読解や作文に比べて「対策すれば得点が伸びる」という実感を持ちやすい分野です。2学期の授業で新しい単元が出てきたタイミングを逃さず、その週のうちにワークで確認する習慣をつけておくと、定期テスト前にあわてて覚え直す必要がなくなります。まずは今週習った品詞や活用の範囲から、自分の言葉で説明できるかどうかを確かめてみてください。

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高校日本史・世界史、丸暗記から抜け出す「タテ・ヨコ年表」自宅学習法【2026年2学期スタート版】

2学期が始まると、高校の日本史・世界史はいよいよ範囲が広がり、一問一答の暗記だけでは通用しにくくなってきます。年号や人名を単語カードで覚えたのに、模試や定期テストで「なぜその出来事が起きたのか」「同じ時期に他の地域では何が起きていたか」を問われると答えられない——そんな悩みを抱える高校生は少なくありません。背景には、大学入学共通テストが単純な知識の暗記よりも、資料の読み取りや出来事の因果関係を問う出題を重視する傾向にあることがあります。この記事では、自宅で無理なく続けられる「タテ・ヨコ年表」を使った学習法を紹介します。

なぜ一問一答だけでは点数が伸び悩むのか

一問一答形式の暗記は、用語と出来事を1対1で結びつける学習には向いていますが、出来事同士のつながりを整理する練習にはなりません。日本史・世界史のテストで得点差がつきやすいのは、複数の出来事を時系列で並べ替える問題や、同時代の異なる地域・分野の出来事を関連づけて考えさせる問題です。これらは、単語カードを何度もめくるだけでは身につきにくく、自分の手で年表を作りながら「流れ」として頭に入れる作業が必要になります。2学期は学校の授業でも近現代史など出来事の関連が複雑になる単元に入る学校が多く、早めに年表学習の習慣をつけておくことが後々の負担軽減につながります。

「タテの年表」と「ヨコの年表」の考え方

年表の種類整理する内容効果的な場面
タテの年表1つの国・地域の出来事を時代順に並べる(例:日本の近代化の流れ)因果関係や時代の流れを問う問題、記述式問題の下地づくり
ヨコの年表同じ時期に複数の国・地域で起きていた出来事を横並びで整理する(例:同時期の日本とヨーロッパ)世界史と日本史をまたぐ出題、資料の読み取り問題

世界史選択者はヨコの年表を、日本史選択者はタテの年表を中心に作りがちですが、実際にはどちらの科目でも両方の視点を持っておくと理解が深まります。特に近現代史は、日本国内の出来事が海外の動きと連動して起きていることが多いため、ヨコのつながりを意識するだけで暗記の負担が軽くなることがあります。

自宅でできる年表づくりの手順

  • ステップ1:ノートを見開きで使い、横軸を時代(年代)、縦軸を国・地域や分野(政治・外交・経済・文化など)に設定する
  • ステップ2:教科書の1章分を読みながら、出来事を年代順に付箋やメモで書き出していく(この段階では細かい年号にこだわらない)
  • ステップ3:書き出した出来事を年表に配置し、矢印や色分けで「原因→結果」の関係を線でつなぐ
  • ステップ4:同時期の他地域・他分野の出来事を横に書き加え、ヨコのつながりを確認する
  • ステップ5:完成した年表を見ながら、何も見ずに出来事の流れを声に出して説明できるか確認する(説明できない箇所が復習ポイント)

年表はいきなり教科書全範囲を作ろうとすると挫折しやすいため、まずは定期テストの出題範囲や、模試で間違えた時代・単元に絞って作るのがおすすめです。富士見市・ふじみ野市・川越市など地域の図書館には、自習室や学習スペースを備えているところもあるため、大きな模造紙やノートを広げて年表づくりに集中したいときに活用するのも一つの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
年表を作ること自体が目的化し、色ペンで綺麗にまとめて満足してしまう年表を完成させたら必ず「何も見ずに流れを説明できるか」を自分でテストする工程を入れる
教科書の全範囲を一度に年表化しようとして途中で挫折する直近の定期テスト範囲や模試で間違えた単元だけに絞り、小さな年表を複数作る方式に切り替える
タテの年表だけ作り、ヨコのつながりを意識せず世界史・日本史をまたぐ問題で失点する1つの時代を扱ったら必ず「同じ時期に他の地域では何が起きていたか」を教科書の脚注や資料集で確認する習慣をつける
年号を覚えることに意識が向きすぎ、出来事同士の因果関係の理解が浅くなる年号は目安として扱い、「なぜその順番で起きたのか」を年表の矢印で説明できることを優先する

編集部からのメッセージ

年表づくりは最初は時間がかかる作業に感じられますが、一度自分の手で整理した年表は、模試や定期テストの直前に見返すだけで記憶がよみがえる強力な復習ツールになります。2学期のスタートに合わせて、まずは今学んでいる単元だけの小さな年表から始めてみてください。タテとヨコ、両方の視点を意識するだけで、暗記の質は大きく変わっていきます。

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高校日本史・世界史、丸暗記から抜け出す「タテ・ヨコ年表」自宅学習法【2026年2学期スタート版】

2学期が始まると、高校の日本史・世界史はいよいよ範囲が広がり、一問一答の暗記だけでは通用しにくくなってきます。年号や人名を単語カードで覚えたのに、模試や定期テストで「なぜその出来事が起きたのか」「同じ時期に他の地域では何が起きていたか」を問われると答えられない——そんな悩みを抱える高校生は少なくありません。背景には、大学入学共通テストが単純な知識の暗記よりも、資料の読み取りや出来事の因果関係を問う出題を重視する傾向にあることがあります。この記事では、自宅で無理なく続けられる「タテ・ヨコ年表」を使った学習法を紹介します。

なぜ一問一答だけでは点数が伸び悩むのか

一問一答形式の暗記は、用語と出来事を1対1で結びつける学習には向いていますが、出来事同士のつながりを整理する練習にはなりません。日本史・世界史のテストで得点差がつきやすいのは、複数の出来事を時系列で並べ替える問題や、同時代の異なる地域・分野の出来事を関連づけて考えさせる問題です。これらは、単語カードを何度もめくるだけでは身につきにくく、自分の手で年表を作りながら「流れ」として頭に入れる作業が必要になります。2学期は学校の授業でも近現代史など出来事の関連が複雑になる単元に入る学校が多く、早めに年表学習の習慣をつけておくことが後々の負担軽減につながります。

「タテの年表」と「ヨコの年表」の考え方

年表の種類整理する内容効果的な場面
タテの年表1つの国・地域の出来事を時代順に並べる(例:日本の近代化の流れ)因果関係や時代の流れを問う問題、記述式問題の下地づくり
ヨコの年表同じ時期に複数の国・地域で起きていた出来事を横並びで整理する(例:同時期の日本とヨーロッパ)世界史と日本史をまたぐ出題、資料の読み取り問題

世界史選択者はヨコの年表を、日本史選択者はタテの年表を中心に作りがちですが、実際にはどちらの科目でも両方の視点を持っておくと理解が深まります。特に近現代史は、日本国内の出来事が海外の動きと連動して起きていることが多いため、ヨコのつながりを意識するだけで暗記の負担が軽くなることがあります。

自宅でできる年表づくりの手順

  • ステップ1:ノートを見開きで使い、横軸を時代(年代)、縦軸を国・地域や分野(政治・外交・経済・文化など)に設定する
  • ステップ2:教科書の1章分を読みながら、出来事を年代順に付箋やメモで書き出していく(この段階では細かい年号にこだわらない)
  • ステップ3:書き出した出来事を年表に配置し、矢印や色分けで「原因→結果」の関係を線でつなぐ
  • ステップ4:同時期の他地域・他分野の出来事を横に書き加え、ヨコのつながりを確認する
  • ステップ5:完成した年表を見ながら、何も見ずに出来事の流れを声に出して説明できるか確認する(説明できない箇所が復習ポイント)

年表はいきなり教科書全範囲を作ろうとすると挫折しやすいため、まずは定期テストの出題範囲や、模試で間違えた時代・単元に絞って作るのがおすすめです。富士見市・ふじみ野市・川越市など地域の図書館には、自習室や学習スペースを備えているところもあるため、大きな模造紙やノートを広げて年表づくりに集中したいときに活用するのも一つの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
年表を作ること自体が目的化し、色ペンで綺麗にまとめて満足してしまう年表を完成させたら必ず「何も見ずに流れを説明できるか」を自分でテストする工程を入れる
教科書の全範囲を一度に年表化しようとして途中で挫折する直近の定期テスト範囲や模試で間違えた単元だけに絞り、小さな年表を複数作る方式に切り替える
タテの年表だけ作り、ヨコのつながりを意識せず世界史・日本史をまたぐ問題で失点する1つの時代を扱ったら必ず「同じ時期に他の地域では何が起きていたか」を教科書の脚注や資料集で確認する習慣をつける
年号を覚えることに意識が向きすぎ、出来事同士の因果関係の理解が浅くなる年号は目安として扱い、「なぜその順番で起きたのか」を年表の矢印で説明できることを優先する

編集部からのメッセージ

年表づくりは最初は時間がかかる作業に感じられますが、一度自分の手で整理した年表は、模試や定期テストの直前に見返すだけで記憶がよみがえる強力な復習ツールになります。2学期のスタートに合わせて、まずは今学んでいる単元だけの小さな年表から始めてみてください。タテとヨコ、両方の視点を意識するだけで、暗記の質は大きく変わっていきます。

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高校生の「情報I」共通テスト対策、自宅でどう始める?4分野の押さえ方と学習ステップ【2026年秋準備版】

2025年1月の大学入学共通テストから新たに加わった教科「情報I」。プログラミングやデータ活用といった耳慣れない内容が含まれるため、英語・数学・国語といった主要教科に比べて対策が後回しになりがちです。しかし多くの国公立大学で共通テストの受験科目に指定されており、配点自体は他教科と比べて小さくても「対策していれば確実に取れる問題」が多いのが情報Iの特徴でもあります。2学期は学校の授業でも情報Iの内容がひと通り終わり、演習にシフトしていく時期にあたります。この記事では、高校生が自宅で情報Iの対策を無理なく始めるための考え方と手順を整理します。

なぜ情報Iの対策が後回しになりやすいのか

情報Iが後回しにされやすい理由は主に2つあります。1つは、学校によって授業の進度や扱う教材にばらつきがあり「何をどこまで覚えればよいか」が見えにくいこと。もう1つは、英語や数学に比べて演習量の多い市販教材がまだ少なく、独学の進め方がイメージしにくいことです。配点の比率が主要教科より小さい大学も多いため「後で詰め込めばいい」と考えてしまいがちですが、プログラミングやデータ分析の考え方は短期間の詰め込みでは身につきにくい分野です。2学期のうちに基礎を固めておくことが、入試直前期の負担を減らすことにつながります。

押さえるべき4つの出題分野

分野主な内容
情報社会の問題解決情報モラル、知的財産権、個人情報の扱いなど、社会と情報の関わりに関する知識問題
コミュニケーションと情報デザイン情報の伝え方、デザインの工夫、メディアの特性など、表現・伝達に関する内容
コンピュータとプログラミングアルゴリズムの読み取り、プログラムのトレース(処理を1行ずつ追う)、二進法などの計算問題
情報通信ネットワークとデータの活用ネットワークの仕組み、データベースの基礎、統計的なデータの読み取り・分析

この中でも得点差がつきやすいのが「コンピュータとプログラミング」の分野です。共通テストで使われるプログラム表記は特定の言語に依存しない独自の記述形式のため、暗記だけでは対応できず、実際に手を動かしてトレースする練習が欠かせません。出題形式や配点の詳細は年度によって見直される可能性があるため、最新情報は大学入試センターの公式発表で必ず確認してください。

自宅でできる学習ステップ

  • ステップ1:学校で使っている教科書・資料集を最初から通読し、4分野それぞれの用語を自分の言葉で説明できるか確認する
  • ステップ2:知識問題(情報社会・情報デザイン)は一問一答形式の問題集や用語集で繰り返し確認し、暗記の抜けをなくす
  • ステップ3:プログラミング分野は、簡単な処理(並べ替え・合計計算など)のプログラムを紙に書き出し、1行ずつ変数の中身がどう変化するかを手で追ってみる
  • ステップ4:データ活用分野は、平均・中央値・分散といった基本統計量の意味を数学の授業内容と関連づけながら整理する
  • ステップ5:大学入試センターが公表しているサンプル問題や過去の共通テスト本試験の問題を時間を計って解き、間違えた問題は「知識不足」か「読み取りミス」かを分けて記録する

富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞市など地域の図書館には、パソコンを使った学習相談やICT関連の展示コーナーが設けられていることもあります。自宅にパソコン環境が整っていない場合は、こうした施設を活用してプログラミングの考え方に触れておくのも一つの方法です。

陥りやすい失敗パターンとリカバリー方法

失敗パターンリカバリー方法
配点が小さいからと最後まで手をつけず、直前に慌てて詰め込む2学期のうちに1日15分程度でよいので用語確認やプログラム読解の時間を継続的に確保しておく
プログラムの記号や記法を暗記しようとして挫折する暗記ではなく「変数の値がどう変わるか」を紙に書き出して追う練習を繰り返し、処理の流れを体で覚える
知識問題を後回しにし、時事的な情報モラルの内容を軽視するニュースで話題になる情報セキュリティや著作権の話題を、教科書の該当単元と結びつけてメモしておく
過去問・サンプル問題が少なく、演習不足のまま本番を迎える大学入試センターの公表資料に加え、学校で配布された問題集を繰り返し解き直し、同じ問題で満点を取れるまで演習する

編集部からのメッセージ

情報Iは新しい科目であるがゆえに、正しい取り組み方さえ知っていれば周囲と差をつけやすい教科でもあります。特別な機材やソフトがなくても、教科書の読み込みと紙の上でのプログラムトレースだけで着実に力はついていきます。2学期のうちに1日15分からでよいので、情報Iに触れる時間を自宅学習のルーティンに組み込んでみてください。

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