オンライン授業や動画授業を受けた直後は「わかった」と感じても、1週間後の小テストや北辰テストで同じ問題を間違えた、という経験はありませんか。原因の多くは、理解が足りないことよりも復習のタイミングにあります。この記事では、授業を受けっぱなしにせず、忘れかけた頃に思い出す「間隔を空けた復習」の進め方を紹介します。
なぜ「1回やっただけ」では忘れてしまうのか
人の記憶は、覚えた直後から少しずつ薄れていくことが知られています(ドイツの心理学者エビングハウスの研究が有名です)。忘れ方には個人差があるため、「何日後に何%忘れる」といった数字を鵜呑みにする必要はありません。大切なのは次の2点です。
- 覚えた内容は、放っておくと確実に薄れていく
- 忘れかけた頃に思い出す作業をすると、記憶が定着しやすい
オンライン学習は自分のペースで進められる反面、授業が終わると次の予定に追われ、復習が後回しになりがちです。だからこそ、復習の日を最初に決めてしまうことが効果的です。
押さえたい復習の4つのタイミング
次の間隔はあくまで一般的な目安です。科目や内容の難しさに合わせて調整してください。
- 当日(授業直後〜就寝前):ノートを見返し、要点を3行でまとめる
- 翌日:前日の内容を、ノートを閉じて思い出してみる
- 1週間後:関連する問題を数問解く
- 1か月後:単元のまとめとして、テスト形式で確認する
全部を完璧にこなす必要はありません。特に「翌日」と「1週間後」の2回を入れるだけでも、授業の内容が残りやすくなります。
オンラインツールで復習を仕組み化する手順
復習は「やる気」より「仕組み」で回すのが続けるコツです。次の手順で準備してみましょう。
- 授業が終わったら、その場でカレンダーアプリに「翌日」「1週間後」「1か月後」の復習予定を入れる
- 予定のメモ欄に、復習する単元名とページ・動画の位置を書いておく
- 通知は復習の時間帯だけ鳴るように設定する
- 復習が終わったら、学習記録アプリやノートに○をつける
- できなかった問題だけを「要復習リスト」に残し、次の復習で優先して扱う
復習1回あたりの時間は5〜15分程度で十分です。長く取ろうとすると続きません。通学の電車(東武東上線など)の移動中に、問題カードやメモを見返す使い方もできます。
復習の質を上げる「思い出す」練習
ノートを眺めるだけでは「見た気になる」だけで終わりがちです。次のように、自分で思い出す作業を入れましょう。
- ノートや画面を閉じて、白紙に覚えている内容を書き出す
- 書き出したあとで、ノートと見比べて抜けを確認する
- 動画授業は、止めて「次に先生が何を言うか」を予想してから再生する
- 家族や友達に、授業の内容を30秒で説明してみる
よくある失敗と注意点
- 予定を立てすぎる:全科目・全単元を対象にすると破綻する。まずは苦手科目か、テスト範囲の重要単元だけに絞る
- 復習が「ただの見直し」になる:必ず問題を解く、書き出すなど、アウトプットを入れる
- 遅れたら全部やめてしまう:予定の日にできなくても、思い出した日にやればよい
- テスト直前に詰め込む:定期テストや北辰テストの2〜3週間前から、間隔復習のリズムを作っておく
- 睡眠を削る:記憶の定着には睡眠も大切。夜更かしして復習するより、短時間でも早めに寝る
なお、復習の最適な間隔は人によって異なります。この記事の日数は目安として、自分に合うペースを探してください。
保護者の方にできるサポート
- 「復習した?」と責めるより、「今日はどの単元を思い出した?」と聞いてみる
- 共有カレンダーに復習予定を入れる場合は、本人の同意のうえで行う
- できていない日があっても、うまくいった日を具体的に認める
編集部からのメッセージ
復習は、才能ではなく「日付を決めておくかどうか」で差がつきます。まずは今日受けた授業を1つ選び、カレンダーに「明日」と「1週間後」の予定を入れてみてください。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市など埼玉県西部で学ぶみなさんの、一つひとつの積み重ねを応援しています。
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