オンライン授業を受けていて、「先生の説明のスピードについていけない」「聞いているうちに次の話に進んでしまった」と感じたことはありませんか。対面と違って、画面越しの授業は表情や間合いで理解度を伝えにくく、つまずきを授業中に解消しにくいのが特徴です。そこで効果を発揮するのが、授業前の「予習」です。ただし、予習といっても長時間やる必要はありません。この記事では、10月の二学期中盤から無理なく取り入れられる、オンライン授業のための「5分予習」を紹介します。
なぜオンライン授業こそ「予習」が効くのか
予習の目的は、先取りして完璧に理解することではなく、授業で聞くポイントを自分の中に用意しておくことです。次のようなメリットがあります。
- 授業中に「どこがわからないのか」がはっきりし、質問しやすくなる
- 先生の説明を「確認」として聞けるので、スピードに乗り遅れにくい
- ノートを取る負担が減り、話を聞くことに集中できる
- わからなかった点が授業のゴールになり、受け身になりにくい
特に数学・英語のように積み上げ型の科目や、北辰テストの出題範囲に直結する単元では、授業前に全体像をつかんでおくだけで吸収度が変わります。
予習は「5分・3ステップ」で十分
予習が続かない最大の原因は、がんばりすぎることです。まずは次の3ステップを、時間の目安5分程度で試してみましょう(時間はあくまで目安です)。
- ① 範囲を確認する(1分):教科書・テキストの今日の単元の見出しと太字だけをざっと眺める
- ② 声に出して1回読む(2分):例題や例文を最後まで読み、「なんとなくこういう話」とイメージを持つ
- ③ 「?」を1〜3個書き出す(2分):意味がわからない用語、解き方が想像できない問題に印を付けて、メモに書く
③のメモが、授業中の「聞き取りの目標」になります。解けなくても構いません。「ここがわからない」と言える状態になれば、予習は成功です。
教科別・予習のやり方の例
- 英語:新出単語の意味を先に確認し、本文を一度音読。意味が取れない文に線を引く
- 数学:例題の問題文だけ読み、自分なら何を求めるか考える。解けなくてOK
- 国語:本文の段落数と、タイトルや筆者の主張が出てきそうな箇所をざっと確認
- 理科・社会:単元の見出しと図表に目を通し、知っている用語・知らない用語を分ける
どの科目も共通して、「予習で理解を完成させない」ことがポイントです。完成させようとすると時間がかかり、続かなくなります。
授業直前の「3分チェックリスト」
- 教材(教科書・テキスト・ノート)が机に出ている
- 予習メモ(「?」を書いた紙)が手元にある
- 端末の充電と通信状態を確認した
- スマホは手の届かない場所に置いた
- 授業の最初に先生へ伝えたい質問を1つ決めた
東武東上線沿線などで通学している人は、部活や学校から帰宅して授業開始まで時間が短いことも多いでしょう。その場合は、移動中に①の「範囲の確認」だけ済ませておくと、帰宅後は②③だけで間に合います。
よくある失敗と注意点
- 予習で解き切ろうとする:時間がかかって授業前に疲れてしまう。5分で切り上げる
- 答えを先に見てしまう:理解したつもりになり、授業の集中が下がる。まず自分で考える
- 全科目で予習しようとする:最初は「つまずきやすい1科目」だけで十分
- メモを取りっぱなしにする:授業後に「?」が解消されたか必ず確認する
- 予習がうまくいかない日に落ち込む:わからなくて当然。予習は「問いを持つ」作業と考える
また、学校の授業の進度や学習内容は学年・学校ごとに異なります。予習の範囲は、学校や授業の進み具合に合わせて調整してください。
編集部からのメッセージ
予習は、勉強が得意な人だけの特別な習慣ではありません。5分だけ授業の中身を覗いておく、それだけで授業の聞こえ方は変わります。まずは今日の授業前に、「?」を1つだけメモすることから始めてみましょう。富士見市・ふじみ野市・志木市・川越市など埼玉県西部で学ぶ皆さんが、オンライン授業を自分のペースで活かせるよう応援しています。
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