二学期は宿泊行事シーズン――修学旅行・林間学校の前後、家庭で整えたい生活と学習のリズム

9月から10月にかけては、中学校の修学旅行や林間学校、校外学習といった宿泊を伴う行事が集中する時期です。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞といった東武東上線沿線の学校でも、この時期に宿泊行事を実施するケースは少なくありません。お子さまにとっては楽しみな一大イベントですが、準備や当日の疲れから、行事の前後で生活リズムや勉強のペースが乱れやすいのもこの時期の特徴です。「楽しみにしているのはいいけれど、勉強はどうなるんだろう」――そんなふうに感じている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜ宿泊行事の前後は要注意なのか

宿泊行事の前は、しおりの読み込みや持ち物準備、班別行動の打ち合わせなどで、普段の勉強時間が削られがちです。また当日は慣れない環境での集団生活となるため、興奮や緊張から睡眠が浅くなり、行事から戻ってきたあとに強い疲労感やちょっとした体調不良が出ることも珍しくありません。行事そのものが悪いわけではなく、「準備期間」と「行事直後の数日間」という前後の時期の過ごし方次第で、その後の二学期の学習ペースへの影響が変わってくるという点を、まず知っておきたいところです。

行事前にやっておきたいこと・避けたいこと

  • やりたいこと:持ち物の準備は直前に慌てないよう、余裕を持って一緒に進める
  • やりたいこと:行事前の1週間は特に、睡眠時間を削らせない
  • やりたいこと:提出物や宿題は行事前に前倒しで終わらせておくよう声をかける
  • 避けたいこと:行事の直前に模試や大事なテスト勉強を詰め込みすぎる
  • 避けたいこと:「そんなに浮かれてないで勉強しなさい」と行事への気持ちに水を差す言い方をする

家庭で取り入れられる具体例

  • 行事前1週間は「早寝優先週間」として、就寝時刻を家族で意識する
  • 行事から帰宅した当日・翌日は、勉強を無理に再開させず「ゆっくりする日」と割り切る
  • 行事の思い出を聞く時間をつくり、気持ちの切り替えを自然に促す
  • 行事後2〜3日を目安に、少しずつ普段の学習ペースへ戻す声かけをする
  • 宿題や自主学習は「行事の前に終わらせておく分」と「行事後に取り組む分」を子どもと一緒に整理しておく

ありがちな失敗パターン

よくあるのが、行事前に「今のうちに」と勉強を詰め込みすぎて、当日を体調不十分な状態で迎えてしまうケースです。反対に、行事後は疲れているはずだと分かっていても「もう帰ってきたんだから」とすぐに普段どおりの勉強量を求めてしまい、子どもが反発したり、逆に体調を崩したりすることもあります。また、持ち物準備や振り返りの作文などを保護者がすべて手伝ってしまうと、行事を通じて身につくはずの自主性や段取り力を育てる機会を減らしてしまいます。行事は「勉強の邪魔」ではなく、計画性や集団行動を学ぶ機会でもあるという視点を持つことが、家庭での関わり方を考えるヒントになります。

編集部からのメッセージ

指導の現場でも、宿泊行事の前後は生徒の集中力や体調に波が出やすい時期だと感じます。ただ、行事で得た高揚感や達成感は、うまく声をかければ「次はこれを頑張ろう」という前向きな気持ちにつながることも多いものです。行事の前後数日は無理に勉強量を維持しようとせず、少し肩の力を抜いて見守っていただくくらいが、結果的にお子さまの二学期全体のペースを保つことにつながります。ご家庭でも、行事そのものを楽しむ時間を大切にしてあげてください。

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