10月に実施される英検(実用英語技能検定)の本試験に向けて、夏休みは最後のまとまった対策期間です。埼玉県内の高校入試・大学入試では英検の級やスコアが「加点」「優遇」の対象になるケースが増えており、富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞市などの中学校・高校でも、英検受験を勧める学校が年々増えています。この記事では、自宅でできる英検対策を「一次試験(筆記・リスニング)」と「二次試験(面接)」に分けて、夏休みの取り組み方を具体的に解説します。
1. なぜ今、英検対策なのか
英検は年3回(6月・10月・1月)実施されますが、10月の第2回が最も受験者数が多い回とされています(目安)。学校を通じて申し込む「準会場」での受験も多く、埼玉県内の中学校・高校でも準会場を設けているところが少なくありません。申込みは9月頃に締め切られることが多いため、夏休みは「申込み前の実力固め」の期間として位置づけると計画が立てやすくなります。
また、英検は一度取得すれば失効しない資格であり、内申点への加点や高校・大学入試での優遇(英語試験免除・みなし得点化など)につながる制度を設けている学校も多いため、部活動が一区切りつく中3・高3の夏は「英検を取っておく」タイミングとしても適しています。
2. 一次試験(筆記・リスニング)対策の3本柱
① 単熟語:級別の「でる順」から固める
英検は級ごとに出題される語彙のレベルが明確に分かれています。市販の「でる順パス単」のような級別単語帳を1冊に絞り、1日20〜30語(目安)を目標に毎日触れる時間を作りましょう。学校の授業で使う英単語と範囲が重ならないことも多いため、英検用の単語学習は独立した時間として確保するのがポイントです。
② 過去問:形式に慣れて時間配分を体に入れる
英検の一次試験は「短文の語句空所補充」「長文の語句空所補充」「長文の内容一致」「英作文(ライティング)」「リスニング」という決まった構成です。過去問を最低3〜5回分(目安)解き、大問ごとにかかる時間を計測しておくと、本番での時間切れを防げます。特にライティングは配点が大きいため、模範解答の型(意見→理由2つ→まとめ)を先に覚えてしまうのが近道です。
③ リスニング:毎日短時間でも「耳を慣らす」
リスニングは一夜漬けが効きにくい分野です。過去問についている音声を使い、1日15分程度(目安)を目安に「聞く→スクリプトで確認→もう一度聞く」というサイクルを続けましょう。通学中の電車内(東武東上線などの通学時間)を音声学習にあてている生徒も多く、スキマ時間の活用がそのまま得点力に直結する分野です。
3. 二次試験(面接)対策で自宅でできること
一次試験に合格すると、数週間後に面接形式の二次試験が控えています。二次試験は「音読」「パッセージについての質問」「イラストについての質問」「受験者自身についての質問」という決まった流れで進むため、自宅でも型を覚えて練習することが十分可能です。
- 音読練習|過去問の面接パッセージを毎日音読し、スムーズに読めるまで繰り返す
- 想定問答の作成|「あなたは〇〇についてどう思いますか」に対する自分なりの回答を、理由込みで2〜3文にまとめてノートに書き出す
- 家族との模擬面接|保護者やきょうだいに面接官役をお願いし、入室から着席・受け答えまで一連の流れを通しで練習する
- 録音・録画チェック|スマートフォンで自分の受け答えを録音し、声の大きさ・スピード・沈黙の長さを客観的に確認する
二次試験は「完璧な英語」よりも「詰まらずに反応できるか」が重要視される傾向があります(目安)。多少文法が崩れていても、最後まで話し切る練習を積んでおくことが得点につながります。
4. 夏休み・級別 学習スケジュールの目安
| 目安の級 | 対象学年の目安 | 夏休み前半(単熟語・文法固め) | 夏休み後半(過去問・面接練習) |
|---|---|---|---|
| 4級・3級 | 中1〜中3 | 級別単語帳を1周、中学英文法の総復習 | 過去問2〜3回分、面接想定問答を5〜10個作成 |
| 準2級 | 中3〜高1 | 単語帳1周+長文読解を週2〜3本 | 過去問3〜5回分、ライティングの型を暗記 |
| 2級・準1級 | 高1〜高3 | 単語帳の反復+時事英語のニュース記事を週1〜2本読む | 過去問5回分以上、面接の想定トピックを10個以上準備 |
5. 自宅学習で陥りやすい失敗パターンと対処法
失敗① 級選びを背伸びしすぎる
学校の英語の成績だけで級を決めてしまい、過去問を解いてみたら合格ラインに遠く届かないというケースはよくあります。まずは過去問を1回分解いてみて、7割前後(目安)取れる級から始めるのが挫折を防ぐコツです。
失敗② 一次試験対策だけで満足してしまう
一次試験に合格した安心感から二次試験対策を後回しにし、面接直前に慌てるパターンです。一次試験の結果発表を待たずに、過去問の面接パッセージに夏休みのうちから目を通しておくことで、直前期の負担を大きく減らせます。
失敗③ 学校の勉強との両立ができず途中で挫折する
英検対策と学校の宿題・定期テスト対策を同時並行しようとして、どちらも中途半端になってしまうケースです。夏休み前半は英検、後半は宿題や2学期の予習に比重を移すなど、期間で役割分担をすると両立しやすくなります。
6. 英検 夏休み対策チェックリスト
- ☐ 受験する級を過去問1回分で確認し、7割前後取れるレベルに設定した
- ☐ 級別の単熟語帳を1冊決め、1日の暗記ノルマを決めた
- ☐ 過去問を最低3回分解く日程を夏休みカレンダーに組み込んだ
- ☐ ライティングの型(意見→理由2つ→まとめ)を覚えた
- ☐ リスニングを毎日15分程度聞く時間を確保した
- ☐ 二次試験の想定問答を5個以上ノートに書き出した
- ☐ 家族に面接官役を頼んで模擬面接を1回以上行った
- ☐ 申込み方法(個人受験・準会場)と締め切りを確認した
編集部からのメッセージ
英検対策は、学校の英語の勉強と重なる部分も多く、遠回りのようで実は入試対策そのものにつながる学習です。富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞市など埼玉県西部の中高生にとって、部活動が一区切りつく夏休みは、まとまった対策時間を確保できる貴重なチャンスです。まずは過去問を1回分解いてみて、今の自分の立ち位置を知るところから始めてみてください(目安)。
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