北辰テストの数学は、序盤の基礎計算・小問集合で得点を積み上げた後、後半の関数・図形の融合問題や、途中式を書かせる記述式の設問で差がつきやすい構成になっています。「計算問題は解けるのに、後半の大問になると手が止まる」「記述式で部分点をもらえているのか分からない」という悩みを持つ中3生は少なくありません。夏休みが終わりに近づき、2学期最初の北辰テストに向けて数学の総復習を始めたい時期でもあります。本記事では、埼玉県西部(川越・所沢・ふじみ野・志木エリアなど)の中3生を想定し、自宅で北辰テストの数学を効率よく仕上げるための復習法を整理します。
北辰テストの数学、なぜ後半で失点しやすいのか
北辰テストの数学は、前半に計算問題や基本的な一問一答形式の小問が並び、後半になるにつれて関数と図形を組み合わせた融合問題や、証明・説明を書かせる記述式の設問が増える傾向があります。前半の基礎計算だけを繰り返し練習していても、後半の「グラフの中に図形が組み込まれた問題」「条件を読み取って式を立てる問題」には対応しきれません。また記述式の設問は、答えの数値だけでなく途中の考え方も採点対象になるため、普段から途中式や説明を書く練習をしていないと、本番で何をどこまで書けばよいか分からず時間を失ってしまいます。まずは自分がどの段階(基礎計算・関数・図形・記述式)でつまずいているのかを、過去の結果から把握することが対策の出発点になります。
自宅対策で押さえておきたいポイント
| 出題ブロック | 自宅学習で意識したいこと |
|---|---|
| 計算・小問集合(前半) | 正答率を100%に近づける前提で、スピードと正確さの両方を毎回タイムを計って確認する |
| 関数(比例・反比例・一次関数・二次関数) | グラフを自分の手でかき、式・グラフ・表の3つを行き来しながら意味を理解する |
| 図形(相似・合同・円・空間図形) | 公式の暗記だけでなく、補助線の引き方や着眼点をパターンごとにストックする |
| 関数・図形の融合問題 | 「まず何が分かっていて、何を求めるべきか」を図に書き込みながら整理する練習を積む |
| 記述式・証明問題 | 模範解答の書き方を写すだけでなく、自分の言葉で説明できるまで声に出して練習する |
自宅でできる具体的な学習手順
- 過去の北辰テストを大問ごとに分けて見直す|計算・関数・図形・記述式のどのブロックで失点が多いかを表にまとめ、優先順位をつける
- 基礎計算は毎回タイムを計って解く|正答率だけでなく、制限時間内に終えられるかどうかも記録し、スピードの伸びを確認する
- 関数はグラフを自分の手でかく練習を繰り返す|式だけを見て解こうとせず、座標や直線・曲線を書き込みながら考える習慣をつける
- 図形は補助線のパターンをノートにストックする|解けた問題の補助線の引き方を、似た問題に応用できる形でまとめておく
- 記述式は「途中式・理由」を声に出して説明する|答えだけでなく、なぜその式になるのかを自分の言葉で説明できるかを確認する
- 模試の直しをその日のうちに1問だけでも終わらせる|間違えた問題をためこまず、当日または翌日中に解き直す習慣をつける
受験生が特に注意したいポイント
関数・図形の融合問題は、公式そのものは覚えていても、「問題文のどの情報を式に使うか」を整理できずに手が止まるケースが目立ちます。図やグラフに条件を書き込みながら考える習慣をつけると、情報を整理しやすくなります。記述式の設問は、部分点をねらう意識も大切で、最終的な答えにたどり着けなくても、途中の考え方や式を書いておくことで採点対象になる場合があります。普段の演習から答えだけを書いて終わらせず、途中式や理由を書く練習を積んでおくと本番でも自然に手が動くようになります。なお、埼玉県公立入試の学校選択問題(数学・英語)でも関数・図形の融合問題や記述式の設問が出題されるため、北辰テストの数学対策は入試対策にも直結します。学校選択問題の実施校や出題傾向は年度によって変わる可能性があるため、最新情報は埼玉県教育委員会や志望校の公式発表で必ず確認してください。
よくある失敗パターンとリカバリー方法
- 失敗例:前半の計算問題を軽視して後半の対策ばかりする→リカバリー:まず基礎計算の正答率とスピードを安定させてから、後半の対策に時間を配分する
- 失敗例:関数の問題を式の暗記だけで解こうとする→リカバリー:グラフを自分の手でかき、式・グラフ・表を結びつけて理解する練習を増やす
- 失敗例:記述式で答えの数値だけを書いて途中式を省略してしまう→リカバリー:普段の演習から途中式・理由を必ず書く習慣をつけ、部分点を意識する
- 失敗例:模試の直しを「答えを見て終わり」にしてしまう→リカバリー:なぜ間違えたのかをノートに一言書き、似た問題を後日もう一度解き直す
編集部からのメッセージ
北辰テストの数学は、前半の基礎計算を確実に得点した上で、後半の関数・図形の融合問題や記述式にどこまで対応できるかで差がつきます。まずは直近の北辰テストを大問ごとに見直し、自分がどのブロックでつまずいているかを把握するところから始めてみてください。答えを覚えるのではなく、途中の考え方を説明できるようにする練習が、次回のテストでの得点アップにつながります。
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