二学期も本格化してきたこの時期、富士見市・ふじみ野市・志木市・三芳町・川越市・朝霞といった東武東上線沿線エリアのご家庭からも「朝、子どもがなかなか起きられない」「起こしても機嫌が悪く、頭痛や腹痛を訴える」という声を聞くことが増えてきます。夜更かししているわけでもないのに朝が弱い、午前中はぼんやりしているのに夕方になると元気になる——そんな様子を見ると、つい「サボりたいだけでは」「気合が足りない」と感じてしまう保護者の方も少なくありません。しかし朝晩の気温差が大きくなり、日照時間も短くなっていくこの季節は、思春期の子どもの自律神経のバランスが崩れやすく、本人の意志とは関係なく朝の不調が出やすい時期でもあります。今回は、朝起きられない子どもへの向き合い方を考えます。
なぜこの時期に朝の不調が増えるのか
思春期は成長にともなって自律神経の働きが不安定になりやすく、季節の変わり目や生活リズムの乱れが重なると、朝に立ちくらみ・頭痛・強いだるさなどが出やすくなると一般に言われています。二学期は体育祭や文化祭などの行事、部活動の新体制づくり、二学期中間テストの準備などが重なり、心身ともに疲労が蓄積しやすいタイミングでもあります。「怠けている」ように見える朝の不調が、実は本人にもコントロールしきれない体調面のサインである可能性は珍しくありません。まずは「気合が足りない」と決めつけず、体調の変化として捉える視点を持つことが大切です。症状が長く続く場合や日常生活に支障が出ている場合は、自己判断で済ませず、かかりつけ医などの医療機関に相談することをおすすめします。
やるべきこと・避けたいこと
- 「甘え」「サボり」と決めつけず、まずは体調の変化として話を聞く
- 起きられない日が続くようであれば、自己判断で放置せず医療機関に相談する
- 強い言葉で叱って無理やり起こすのではなく、時間に余裕を持たせて起こす
- 「明日こそちゃんと起きなさい」と本人にプレッシャーだけをかけて終わらせない
- 睡眠時間や食事のタイミングなど、生活面で見直せるところがないか一緒に確認する
家庭で取り入れられる具体例
特別な対策というより、日々の小さな配慮の積み重ねが体調の安定につながります。
- 朝は照明をつけたりカーテンを開けたりして、体が徐々に目覚められるようにする
- 起き上がるときは急に立ち上がらず、いったん座ってから動くよう声をかける
- 朝食を抜かさず、水分と塩分を意識して摂れるメニューを心がける
- 就寝時間だけでなく、スマホを見る時間帯や入浴のタイミングも含めて見直す
- 体調がすぐれない朝は、遅刻・欠席の連絡も含めて無理をさせすぎない選択肢を持っておく
ありがちな失敗パターン
よくあるのが、朝起きられない状態を「怠け癖」だと決めつけて、強い言葉で叱ったり無理やり布団から引きずり出したりしてしまうケースです。本人にコントロールしきれない体調の問題であれば、叱られること自体が新たなストレスとなり、状態がさらに悪化してしまうこともあります。反対に、「無理させたくない」という思いから何も声をかけずに様子を見続けるだけで、学校や部活との連携が遅れてしまうのも避けたいパターンです。気になる状態が続くときは、抱え込まずに学校の先生やかかりつけ医にも相談し、家庭だけで抱え込まない体制を作ることが大切です。
編集部からのメッセージ
指導の現場でも、二学期になると「朝の調子が悪くて授業に集中できない」という声を聞くことが増えてきます。本人が一番つらいのは、体がだるいのに「サボっている」と見られてしまうことかもしれません。保護者としてできることは、まず「頑張れていないわけではない」という前提で話を聞き、必要であれば医療機関の力も借りながら、無理のないペースを一緒に探っていくことだと思います。朝の不調は本人の努力不足ではなく、季節や成長の過程で起こりうる体調の変化のひとつとして、焦らず向き合っていただければと思います。
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