単語や文法を一通り覚えても、いざ「自由英作文を書きなさい」と言われると手が止まってしまう——そんな悩みを持つ中高生は少なくありません。定期テストや模試、高校入試・大学入試においても、英作文や記述式の問題は配点が大きく、得意にできるかどうかで差がつきやすい分野です。近年はオンラインの添削サービスやAIツールを使い、自宅にいながら英作文力を伸ばせる環境が整ってきました。今回は、その具体的な活用法を整理します。
なぜ英作文はオンライン学習との相性がいいのか
英作文の上達は「書く → 添削してもらう → 直す」というサイクルをどれだけ多く回せるかにかかっています。従来は先生に紙で提出し、返却されるまで数日待つ、というタイムラグがつきものでした。しかしオンライン環境が整った今は、書いた英文をスマホで撮影して送るだけ、チャットで添削を依頼する、AIツールに即時チェックしてもらうなど、このサイクルを大幅に短縮できます。サイクルが速く回るほど、同じミスに気づいて直す機会も増え、結果的に上達のスピードが上がります。
押さえるべきポイント
- 「書きっぱなし」にしない:添削を受けたら、間違えた箇所と正しい表現を必ず見直しノート(クラウドドキュメントでも可)に残す
- 減点されやすいポイントを知っておく:スペルミス、時制の不一致、主語と述語のねじれなど、基本的なところで失点しないよう意識する
- 先に「型」を覚える:理由→具体例→結論といった基本構成をあらかじめ持っておくと、本番で構成を考える時間を節約できる
- AI添削は文法チェックまでと割り切る:文法や語法の誤りを指摘してもらうのは有効だが、内容の独自性や論理の組み立ては自分の頭で考える
- 音声で確認する:書いた文章を読み上げ機能で耳から聞き直すと、黙読では気づきにくい不自然な言い回しに気づきやすい
具体的な実践方法:オンライン添削サイクルの作り方
- お題を決める:定期テストの過去問、模試の過去問、教科書の練習問題などから選ぶ
- 制限時間を設けて自力で書く:辞書やAIに頼らず、まずは今の実力で書き切る
- 書いた文章を撮影・入力して送る:オンライン添削サービスや先生、AIツールにチェックを依頼する
- フィードバックを自分の言葉で説明できるまで見直す:「なぜ直されたのか」を人に説明できるレベルまで理解する
- 直した文章をストックする:クラウドドキュメントなどに蓄積し、自分だけの英作文集をつくる
- 週1回、ストックを読み返す:同じミスを繰り返していないか定期的にチェックする
この6ステップを1つのお題につき20〜30分程度で回せるようにしておくと、週2〜3回のペースでも着実に英作文力が積み上がっていきます。
よくある失敗と注意点
- ❌ AIに「書き直して」と丸投げしてしまう
→ 自分の言葉で表現する力が育ちません。AIはあくまで自分の英文をチェックしてもらう相手として使いましょう。 - ❌ 添削結果を見て満足して終わる
→ 直された箇所を確認するだけでは、同じミスを繰り返しがちです。ストックして定期的に見返す仕組みをつくりましょう。 - ❌ 辞書で調べた難しい単語を無理に使う
→ 入試の採点では、知っている単語や表現で正確に書けているかどうかが重視されやすい傾向があります。背伸びしすぎない方が結果的に得点につながることも多いです。 - ❌ 型を覚えずに毎回ゼロから構成を考える
→ 本番で時間切れになりやすくなります。あらかじめ基本の型を身につけておきましょう。
編集部からのメッセージ
英作文は生まれ持った才能ではなく、「型」を知り「量」を積み重ねることで着実に伸ばせる分野です。オンラインの添削環境をうまく使えば、自宅にいながら「書く→直す→蓄積する」サイクルを何度も回すことができます。夏休みの残りの期間や2学期に向けて、ぜひ英作文の基礎固めに取り組んでみてください。
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