埼玉県の公立高校入試では、内申点(調査書点)が合否に大きく関わります。なかでも2学期の内申点は、多くの公立高校の「調査書」に最終的に反映される重要な評価期間です。「夏休みが終わってから頑張ればいい」と考えていると、2学期が始まった途端にスタートで出遅れてしまいます。夏休み前の今こそ、秋の内申点を見据えた準備を始めましょう。
富士見市・ふじみ野市・志木市・朝霞市・和光市など東武東上線沿線の中学生はもちろん、川越市・坂戸市・東松山市など埼玉県内の中学生全般にとって、夏休みの40日間をどう使うかが2学期の内申点を左右します。この記事では「夏休みにやるべき5つの内申点対策」を具体的に解説します。
1. なぜ夏休みが内申点のカギを握るのか
埼玉県公立高校の入試では、1年生・2年生・3年生の各学年の内申点(9教科×5段階=45点満点)が評価されます。なかでも中3の2学期(9〜10月ごろ)の内申点が最も重視されます。2学期は1学期より授業範囲が広く、定期テストの難度も上がりやすいため、夏休みのうちに基礎固めができているかどうかで成績が大きく変わります。
また、内申点は定期テストの点数だけで決まるわけではありません。観点別評価(「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」)が反映されるため、提出物の質・授業への参加姿勢・小テストの取り組み方なども評価に影響します。夏休み明けの姿勢をいかに早くリセットできるかが重要です。
2. 夏休みにやるべき5つの準備
① 1学期の復習で「弱点科目」を洗い出す
1学期の定期テストの答案を引っ張り出し、50点未満だった科目・大問をリストアップしましょう。夏休みは「すべてをまんべんなく」ではなく、弱点科目の底上げに集中するのが内申点向上の近道です。特に数学・英語は2学期の内容が1学期の続きになるため、穴を放置したまま2学期を迎えると授業についていけなくなります。
② 2学期の教科書を先読みしておく(予習)
夏休み中に2学期の教科書を1〜2単元先読みするだけで、2学期開始後の授業理解度が大きく変わります。すべての科目を予習する必要はなく、苦手科目・評定が4以下の科目を優先しましょう。英語であれば次の文法単元を確認し、数学であれば次章の例題を一通り読んでおくだけでも効果があります(目安)。
③ 夏休みの提出物を「丁寧に」仕上げる
夏休みの宿題(ドリル・読書感想文・自由研究など)は、内申点の「主体的に学習に取り組む態度」の評価に直結する場合があります。ただ終わらせるのではなく、計算式や解説をきちんと書く、読書感想文は自分の言葉でまとめる、自由研究はグラフや図を使って丁寧に仕上げるなど、「提出したことが評価につながる形」を意識しましょう。
④ 副教科(音楽・美術・体育・技術家庭)を軽視しない
主要5教科(国数英理社)に比べ、副教科は見落とされがちですが、内申点の計算では9教科がすべて同等(45点満点)です。副教科の評定が1つ上がると、主要5教科で1科目1点上がるのと同じ効果があります。夏休み中に次学期の副教科の範囲(音楽の楽典・美術の技法・家庭科のレシピなど)を軽く確認しておくと、2学期の定期テストで差がつきやすいです。
⑤ 夏休み明けテストを想定して準備する
多くの中学校では、2学期が始まって最初の数週間以内に「夏休み明けテスト(課題テスト)」が実施されます。この結果が2学期の最初の評価に入るケースも多いです。夏休みの宿題の範囲が出題されることが一般的なため、宿題を解いた直後に答え合わせ・やり直しをする習慣をつけておくと、テスト対策と復習を同時にこなせます。
3. 科目別・夏休み内申点対策の重点ポイント
| 科目 | 夏休みの重点対策 | 2学期への効果(目安) |
|---|---|---|
| 英語 | 1学期の文法・単語の総復習、次学期文法の先読み | 授業の入りがスムーズになり発言・提出物の質が上がる |
| 数学 | 1学期の苦手単元の問題を繰り返し解く(解き直し中心) | 2学期の図形・関数の理解スピードが上がる |
| 国語 | 漢字・文法の見直し、教科書の文章を音読 | 読解問題の記述が書きやすくなる |
| 理科 | 1年生・2年生の実験分野のまとめノート見直し | 計算問題・記述問題のミスが減りやすい |
| 社会 | 地理・歴史の白地図・年表整理、公民の予習 | 中3は公民が始まるため先行して概要をつかむのが有効 |
| 副教科 | 次学期の実技内容・テスト範囲の教科書を確認 | テスト当日に慌てずに済む。提出物の質も上がりやすい |
4. よくある失敗パターンとリカバリー方法
失敗① 宿題を夏休み終盤にまとめてやる
提出物の「内容の丁寧さ」が評価に響く場合があります。8月後半にまとめてこなした宿題は質が低くなりがちです。7月中から週単位のペース配分を決め、宿題を早めに片付けた上で残りの時間を復習・予習に使う流れが理想の目安です。
失敗② 「主要5教科だけ」に集中して副教科を後回しにする
内申点の構造上、副教科の取りこぼしは大きなロスです。副教科のテスト範囲は主要科目より範囲が狭く、短期間で仕上げやすいため、夏休みの最後の1〜2週間で教科書を一読するだけでも準備になります。
失敗③ 夏休み明けの生活リズムが崩れてスタートでつまずく
2学期の最初の数週間は生活リズムの立て直しだけで消耗しがちです。8月後半から学校と同じ時間帯(7時起床・23時就寝が目安)に戻す習慣を意識しておくと、9月以降の授業の集中度が維持しやすくなります。
5. 夏休み内申点準備チェックリスト
- ☐ 1学期の定期テスト答案を見直し、弱点科目をリストアップした
- ☐ 弱点科目の問題集を1冊決め、夏休み中に1周終わらせる計画を立てた
- ☐ 2学期の英語・数学の教科書を1単元先読みした
- ☐ 夏休みの宿題を提出期限の2週間前までに終わらせる計画がある
- ☐ 副教科のテスト範囲・実技内容を確認した
- ☐ 夏休み明けテストが実施される場合、その準備をする時間を確保している
- ☐ 8月後半は学校と同じ生活リズムで過ごすつもりでいる
編集部からのメッセージ
富士見市・ふじみ野市・志木市・朝霞市・和光市の東武東上線沿線はもちろん、川越市・坂戸市・東松山市など埼玉県内の中学生にとって、夏休みは「内申点を仕込む期間」として非常に重要です。埼玉県公立高校入試では、内申点が入試点数と合算されて合否を左右します。9月の2学期定期テストで「やればよかった」と後悔しないために、今すぐ1学期のテスト答案を取り出して弱点を確認するところから始めてみてください。小さな準備の積み重ねが、2学期の内申点を着実に底上げします。
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