「英単語も文法も勉強しているのに、リスニングだけが全然聞き取れない」――こんな悩みを持つ中学生は少なくありません。北辰テストでも埼玉県公立入試でも、英語の配点の2〜3割はリスニング問題が占めます。にもかかわらず、リスニングを自宅で意識的に練習している生徒は多くありません。夏休みは集中的にリスニング力を底上げできる絶好のチャンス。この記事では、富士見市・ふじみ野市・志木市・朝霞市・和光市など東武東上線沿線の中学生が自宅でリスニング力を伸ばすための具体的な練習法を解説します。
1. なぜリスニングが「聞き取れない」のか
リスニングが苦手な理由は大きく3つに分類できます。自分がどのパターンかを把握することが、練習の第一歩です。
| 原因 | 症状 | 対策の方向性 |
|---|---|---|
| ①音声知識不足 | 単語は知っているのに音で聞くと分からない | 音の連結・脱落・変化を学ぶ |
| ②語彙・文法不足 | 聞き取れても意味が分からない | 単語・文法の基礎固めと並行する |
| ③処理速度不足 | 前の文を考えているうちに次が来てしまう | 多聴・シャドーイングで瞬時理解を鍛える |
多くの中学生は①と③が原因です。学校の授業では「読む英語」が中心のため、音声処理能力が自然には育ちにくい構造になっています。自宅での意識的な練習が必要な理由はここにあります。
2. 北辰テスト・埼玉公立入試のリスニング問題の特徴
対策を効率化するために、実際の出題形式を把握しておきましょう。
北辰テスト(中2〜中3対象)
- 放送回数:各問1〜2回(問題によって異なる)
- 出題形式:対話を聞いて選択肢を選ぶ・英語の質問に日本語または英語で答える・メモを取りながら聞く(長めの英文)
- スピード:学校の授業よりやや速い自然な英語速度
- 配点比率:英語全体の約2〜3割(目安)
埼玉県公立高校入試(英語)
- 大問1がリスニング:3〜4題で構成、全問1回放送
- 形式:英語の対話・説明を聞いて日本語で答える、英語でメモを補完するなど多様
- ポイント:数字・時刻・場所・人物の行動など「情報を拾う」問題が多い
どちらも「全文を完璧に聞き取る」必要はなく、問われるポイントを先読みして聞くことが高得点への近道です(目安)。
3. 自宅でできるリスニング力向上3ステップ
ステップ1:精聴(ディクテーション)で音を正確に捉える
教科書付属CDや NHK for School の音声を使い、1〜2文単位で聞いて書き取ります。書き取れなかった部分をスクリプト(英文テキスト)で確認し、「どの音が聞けなかったか」を特定します。1回10〜15分の精聴を週3回行うだけで、音声知識が大きく改善します(目安)。
ステップ2:シャドーイングで処理速度を上げる
音声を聞きながら0.5〜1秒遅れで同じ英文を声に出してついていく練習です。最初はスクリプトを見ながらで構いません。慣れたら見ずに行います。シャドーイングは英語の処理速度と発音の両方を同時に鍛える最も効率的な方法のひとつです(目安)。1セット2〜3分、毎日継続することが大切です。
ステップ3:多聴(オーバーリスニング)で慣れる
内容を理解できるレベルの英語音声を、多少聞き流してもいいので大量に聞きます。教科書の本文音声・過去問のリスニング音声・NHK World の英語ニュース(やさしい英語版)などが使えます。通学時間や家事の合間など「ながら聴き」でも効果があります。志木駅・ふじみ野駅・朝霞台駅から電車に乗る時間帯にイヤホンで聞く習慣をつけると、移動時間が有効な練習時間になります。
4. 学年別おすすめ練習法と使用教材
| 学年 | 優先練習法 | 使える教材(無料) | 1日の目安時間 |
|---|---|---|---|
| 中1 | 精聴(1文ずつ書き取り) → 音読 | 教科書付属QRコード音声・NHK for School「基礎英語0」 | 10〜15分 |
| 中2 | 精聴 + シャドーイング(教科書本文) | 教科書QR音声・NHK for School「基礎英語1・2」 | 15〜20分 |
| 中3 | シャドーイング + 北辰テスト過去問リスニング | 北辰テスト過去問・教育委員会公表の入試問題音声 | 20〜30分 |
NHK for School の「基礎英語」シリーズは無料で音声を聞くことができ、中学生のリスニング練習に最適です(2026年6月現在)。スマートフォンのアプリ「NHK語学」からも利用できます。
5. よくある失敗パターンと対策
失敗①:聞き流すだけで「練習した気」になる
音楽のように英語を流しているだけでは、リスニング力はほとんど伸びません。「分からない部分を特定してスクリプトで確認する」サイクルを必ずセットにしてください。
失敗②:難しすぎる素材から始める
英語ドラマや映画からリスニング練習を始める生徒がいますが、中学生の語彙・文法力では内容を追えず挫折します。まず自分の学年の教科書本文音声から始め、8割以上理解できるレベルの素材を選ぶことが継続のコツです(目安)。
失敗③:試験前だけ集中して詰め込む
リスニング力は短期間で急上昇しにくいスキルです。北辰テストの1週間前から詰め込もうとしても間に合いません。毎日10〜20分の練習を3ヶ月続ける方が、1ヶ月前から毎日1時間やるより効果的です(目安)。
失敗④:問題の「先読み」をしない
北辰テストや入試のリスニング問題は、音声が流れる前に選択肢や設問を読む時間があります。この先読みをしないと、何を聞き取ればよいか分からないまま音声が終わります。テスト練習では必ず「先読み→音声→解答」の流れを習慣化してください。
6. 夏休み5週間のリスニング練習スケジュール(目安)
9月の北辰テストを目標に、夏休みの5週間でリスニング力を底上げするスケジュールです。他の科目の学習と並行できるよう、1日の練習時間は短めに設定しています。
| 期間 | 練習内容 | 1日の目安時間 |
|---|---|---|
| 第1週(7/22〜7/28) | 精聴トレーニング:教科書既習Unit の本文音声を1文ずつ書き取り→スクリプト確認 | 15分 |
| 第2週(7/29〜8/4) | シャドーイング導入:スクリプトを見ながら教科書本文でシャドーイング練習 | 15〜20分 |
| 第3週(8/5〜8/11) | シャドーイング強化:スクリプトを見ずにシャドーイング + 精聴継続 | 20分 |
| 第4週(8/12〜8/18) | 入試形式練習:北辰テスト・埼玉公立入試の過去問リスニングを時間通りに解く | 20〜25分 |
| 第5週(8/19〜8/25) | 弱点補強:過去問の間違え分析 + 苦手な音声パターンを重点的に再練習 | 25〜30分 |
第4・5週では、聞き取れなかった箇所の「音声特徴(速い発音・音の連結など)」をメモしておき、同じミスを繰り返さないよう意識することが大切です。5週間でリスニングの得点率が5〜15ポイント改善する可能性があります(目安・個人差あり)。
編集部からのメッセージ
リスニングは「センス」や「才能」ではなく、正しい練習を積み重ねれば必ず伸びるスキルです。精聴・シャドーイング・多聴の3ステップを夏休みに習慣化するだけで、9月の北辰テストで英語のリスニング得点が安定してきます。富士見市・ふじみ野市・志木市・朝霞市・和光市など東武東上線沿線の中学生は、ぜひ今夏のうちにリスニング練習を日課にしてみてください。地道な積み重ねが、秋以降の北辰テスト・公立入試本番での自信につながります。
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