8月も後半に差しかかると、公立・私立を問わず高校の学校説明会や個別相談会の予約受付が始まります。川越・所沢・ふじみ野・志木・朝霞・和光など東武東上線沿線から通塾しているご家庭でも「そろそろ説明会の予約をしないと」という話題が出てくる時期です。一方で、「保護者はどこまで一緒に行けばいいのか」「子どもだけで行かせても大丈夫なのか」と迷う声もよく聞きます。今回は、学校説明会・学校見学への同行について、家庭で押さえておきたいポイントを整理します。
なぜ「同行するかどうか」で悩むのか
学校説明会への同行で迷う背景には、いくつかの事情が重なっています。
- 中学3年生になると「もう子どもだけで行ける年齢では」と感じる一方、初めての学校選びで不安も残る
- 秋以降は説明会・個別相談会の日程が重なりやすく、家族の予定調整が難しい
- 保護者が同行しすぎると子どもの主体性を奪うのでは、という心配がある
- 逆に任せきりにすると、通学時間や費用など保護者側で確認すべき情報が抜け落ちる不安もある
結論から言えば、「毎回全て同行する」でも「毎回完全に任せる」でもなく、説明会の種類や目的によって関わり方を変えるのが現実的です。
同行の判断軸・避けたい対応
おさえておきたい判断軸
- 全体説明会(学校紹介・教育方針の説明が中心)は、子ども本人の校風への印象を大切にしたい場では、できるだけ本人に主体的に聞かせる
- 個別相談会(内申点や北辰偏差値をもとに具体的な相談をする場)は、保護者の同席が前提になっていることが多いため、必ず募集要項や学校からの案内で同席の要否を確認する
- 通学経路・費用・部活動の実態など、子ども一人では聞きづらい・聞き忘れやすい項目は保護者からも質問できるようメモを用意しておく
- 私立高校の確約・優遇に関する相談は、保護者・本人が学校主催の個別相談会に直接出向いて相談するのが基本の流れです
避けたい対応
- 保護者が質問をすべて代わりにしてしまい、本人が「聞かれたことに答えるだけ」の立場になる
- 逆に「もう受験生なんだから」と一人で行かせ、後から必要な情報が家庭に共有されないまま出願準備が進んでしまう
- 説明会での印象だけで「ここはいい・ここはダメ」と保護者が先に結論を出し、本人の感想を聞く前に方向性を決めてしまう
- 複数校の説明会が重なった際、優先順位をつけずに全て詰め込み、本人・保護者双方が疲弊してしまう
説明会や個別相談の形式・同席要否は学校や年度によって異なります。最新の情報は必ず各校の公式サイトや募集要項、埼玉県教育委員会の発表で確認してください。
家庭で取り入れられる具体例
- 候補校の説明会日程を一覧化する:予約開始日・開催日・個別相談の要否をカレンダーと表にまとめ、家族で共有する
- 「聞くこと」を親子で分担する:本人は校風・部活動・授業の雰囲気、保護者は通学経路・費用・行事予定など、事前に役割を決めておく
- 説明会後に感想を言葉にする時間を作る:帰り道や当日中に「印象に残ったこと」を親子で軽く話し、記憶が新しいうちに記録に残す
- 通学時間帯に一度経路をたどってみる:川越・鶴瀬・ふじみ野・志木・朝霞台・和光市など最寄り駅から学校までを、実際の登校時間に合わせて歩いてみる
特に「聞くことの役割分担」は、当日その場で決めようとすると噛み合わないことが多いため、家を出る前に軽く打ち合わせておくと当日がスムーズです。
ありがちな失敗パターン
- 予約開始のタイミングを逃し、希望していた回の個別相談が満席になってしまう
- 保護者だけが説明を聞いて満足し、本人が学校の雰囲気を実感しないまま志望校リストに名前だけが残る
- 説明会で聞いた内容を家庭内で共有せず、後になって「その話は聞いていない」と行き違いが起きる
- 個別相談会に必要な資料(北辰偏差値の結果など)を当日忘れ、その場で相談できる内容が限られてしまう
秋は説明会シーズンであると同時に、二学期の授業や部活動の大会と重なる時期でもあります。すべての説明会に完璧に対応しようとせず、優先順位をつけて無理のない範囲で回るくらいがちょうどよいペースです。
編集部からのメッセージ
学校説明会は、パンフレットやウェブサイトだけでは分からない「校風の空気感」を確かめられる貴重な機会です。保護者が前に出すぎず、かといって任せきりにもせず、本人の「行ってみてどう感じたか」を一番の判断材料にしていただければと思います。日程調整や質問リストの準備など、実務的な部分でお手伝いできることがあれば、いつでも通塾先の先生にご相談ください。
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